国民1人当たりの医療費
看護師国家試験 第110回 午後 第3問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因
国試問題にチャレンジ
平成28年( 2016年)の人口1人当たりの国民医療費で最も近いのはどれか。
- 1.13万円
- 2.23万円
- 3.33万円
- 4.43万円
対話形式の解説
博士
日本の医療費は年々増えておるのう。平成28年の1人当たり国民医療費はいくらだったか分かるかのう?
サクラ
想像もつかないですが、20万円くらいでしょうか?
博士
惜しいが、正解は33万2千円じゃ。選択肢では33万円が最も近いぞ。
サクラ
思ったより高いですね。総額はどれくらいですか?
博士
平成28年度は約42兆1千億円じゃ。国家予算の規模感じゃのう。
サクラ
どうしてこんなに増えているんでしょうか?
博士
大きく二つあるぞ。一つは人口の高齢化、もう一つは医療技術の高度化じゃ。
サクラ
高齢者の医療費は特に高いと聞きました。
博士
75歳以上の後期高齢者1人当たりでは90万円を超えるのじゃ。若年層の約4倍になる。
サクラ
年代によってそんなに違うんですね。
博士
65歳以上で全医療費の約6割を占めておるぞ。
サクラ
国民医療費にはどんな費用が含まれるんですか?
博士
保険診療の対象となる傷病治療費が中心じゃ。予防接種や健診、自費診療は含まんぞ。
サクラ
数字の意味を正しく理解しないといけませんね。
POINT
平成28年の人口1人当たり国民医療費は33万2千円で、選択肢3の33万円が正解です。総額は約42兆円に及び、高齢化と医療技術の高度化により年々増加しています。後期高齢者1人当たりは約90万円と若年層の4倍にもなり、医療費抑制は国家的課題です。看護師として医療資源の適正利用に貢献する視点も重要です。
解答・解説
正解は 3 です
問題文:平成28年( 2016年)の人口1人当たりの国民医療費で最も近いのはどれか。
解説:正解は3の33万円です。平成28年度の人口1人当たり国民医療費は33万2千円であり、選択肢の中では33万円が最も近い値になります。国民医療費全体では42兆1381億円となっていました。
選択肢考察
-
× 1. 13万円
13万円は昭和50年代頃の水準に相当する低い額で、現在の水準とは大きく異なります。
-
× 2. 23万円
23万円は平成初期頃の水準で、平成28年時点ではすでに33万円台まで上昇しています。
-
○ 3. 33万円
平成28年の実際の値33万2千円に最も近い選択肢です。医療の高度化や高齢化により年々増加傾向にあります。
-
× 4. 43万円
43万円は実数より10万円程度高く、平成28年の水準ではありません。ただし後期高齢者(75歳以上)1人当たりで見ると90万円を超えます。
国民医療費とは、保険診療の対象となる傷病治療に要した費用を推計したもので、自費診療や予防接種、健康診断などは含まれません。年齢階級別では65歳以上が全体の約6割を占め、特に75歳以上の後期高齢者1人当たり医療費は若年層の約4倍に達します。医療費増加の主因は人口の高齢化と医療技術の高度化です。
国民医療費の実額感覚を持っているかを問う問題です。「1人当たり約33万円」という目安を覚えておきましょう。
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