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晩婚化のいま—妻の平均初婚年齢29.4歳をデータで掴む

看護師国家試験 第112回 午前 第1問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因

国試問題にチャレンジ

112回 午前 第1問

令和2年(2020年)の人口動態統計における妻の平均初婚年齢はどれか。

  1. 1.19.4歳
  2. 2.24.4歳
  3. 3.29.4歳
  4. 4.34.4歳

対話形式の解説

博士 博士

今回は令和2年の人口動態統計から、妻の平均初婚年齢を確認するぞ。人口動態統計は出生・死亡・婚姻・離婚・死産の5事象を国が毎年集計しておるデータじゃ。

サクラ サクラ

平均初婚年齢って、結婚する人が増えたり減ったりしても意味ある指標なんですか?

博士 博士

良い視点じゃ。件数ではなく『初めて結婚した人の平均年齢』を見ておるから、晩婚化や少子化を論じるときの基礎指標になる。

サクラ サクラ

日本は昔から晩婚傾向でしたっけ?

博士 博士

いや、1975年頃は妻の平均初婚年齢は24歳台じゃった。そこから約半世紀で5歳ほど上昇したのじゃ。

サクラ サクラ

令和2年(2020年)の数字はズバリいくつですか?

博士 博士

妻が29.4歳、夫が31.0歳じゃ。夫婦の差はおよそ1.5歳と覚えるとよい。

サクラ サクラ

なぜここまで晩婚化が進んだんでしょう?

博士 博士

女性の高学歴化と就労率上昇、価値観の多様化、経済的不安、結婚の必然性低下などが背景に挙げられる。決して単一の要因ではないのじゃ。

サクラ サクラ

晩婚化は少子化とも関係しますか?

博士 博士

密接に関係する。初婚年齢の上昇は第1子出生年齢も押し上げ、結果的に持てる子どもの数が減る『晩産化』につながるのじゃ。

サクラ サクラ

看護師国家試験ではどんな聞かれ方をしますか?

博士 博士

『平均初婚年齢はおよそ何歳か』『夫と妻どちらが年上か』といった形で問われる。数字は年度によって0.1歳単位で動くので、29歳台・31歳台という桁感覚を優先せよ。

サクラ サクラ

関連して覚えておくべき統計はありますか?

博士 博士

第1子出生時の母の平均年齢(30歳台前半)、合計特殊出生率(令和2年で1.33)、婚姻件数(令和2年で約52.5万組)あたりをセットで押さえると盤石じゃ。

サクラ サクラ

ちなみに2020年はコロナの影響もあったんですよね?

博士 博士

その通り。婚姻件数は前年から大きく減少し、初婚年齢も若干前年より低下しておる。外的要因が数値に反映されるのも統計の面白いところじゃな。

POINT

令和2年(2020年)の人口動態統計における妻の平均初婚年齢は29.4歳、夫は31.0歳であり、日本では晩婚化が着実に進行しています。1975年頃の妻の24歳台から約半世紀で5歳以上も上昇した背景には、女性の高学歴化・就労率上昇、価値観の多様化、経済的要因などがあり、晩婚化は晩産化・少子化へと直結する重要課題です。看護師国家試験では『夫31.0歳/妻29.4歳』という桁感覚をセットで押さえ、関連統計(第1子出生時の母の平均年齢、合計特殊出生率、婚姻件数)と並べて覚えることで、母子保健・地域看護領域の出題に幅広く対応できます。保健指導や家族支援の現場では、こうしたマクロな人口動態を踏まえたうえで個別の生活設計を尊重する姿勢が求められます。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:令和2年(2020年)の人口動態統計における妻の平均初婚年齢はどれか。

解説:正解は 3 の 29.4歳 です。令和2年(2020年)の人口動態統計によると、平均初婚年齢は夫が31.0歳、妻が29.4歳となっています。日本の平均初婚年齢は長らく上昇傾向が続いており、いわゆる晩婚化が進んでいることが統計数値として示されています。1975年(昭和50年)頃の妻の平均初婚年齢は24歳台でしたが、その後一貫して上昇し、2020年前後で29歳台後半に達しました。背景には女性の高学歴化・就業率上昇、価値観の多様化、経済的理由、結婚観の変化などが挙げられています。

選択肢考察

  1. × 1.  19.4歳

    戦前や終戦直後の時代ならともかく、現代日本の平均初婚年齢としては著しく低すぎる。10代で初婚を迎える女性は少数派であり統計上の平均値としてはあり得ない水準である。

  2. × 2.  24.4歳

    およそ1970〜80年代頃の妻の平均初婚年齢に近い値。現在はこの年齢を大きく上回って推移しているため不適切。

  3. 3.  29.4歳

    令和2年(2020年)の人口動態統計における妻の平均初婚年齢と一致する。夫は31.0歳でありおよそ1.5歳程度の差がある点も押さえたい。

  4. × 4.  34.4歳

    晩婚化が進んでいるとはいえ、平均値としては高すぎる。この年代は初婚年齢の中央値というより、むしろ第1子出生時の母の平均年齢(およそ30歳台前半)に近い。

平均初婚年齢は人口動態統計(厚生労働省)で毎年公表されており、晩婚化・晩産化は少子化の主要因の一つとして政策的関心が高い指標である。なお2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で婚姻件数自体が大幅に減少し、前年より平均初婚年齢が若干低下した年でもあった。第1子出生時の母の平均年齢(およそ30.7歳前後)や合計特殊出生率(2020年は1.33)とあわせて押さえると、少子化の全体像が掴みやすい。

近年の日本における妻の平均初婚年齢のおおよその水準(29歳台)を覚えているかを問う基本統計問題。夫31.0歳/妻29.4歳のセットで記憶しておくのが効率的。