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日本の男性喫煙率を押さえよう

看護師国家試験 第113回 午前 第6問 / 必修問題 / 健康の定義と影響要因

国試問題にチャレンジ

113回 午前 第6問

令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査で20歳以上の男性における喫煙習慣者の割合に最も近いのはどれか。

  1. 1.7%
  2. 2.17%
  3. 3.27%
  4. 4.37%

対話形式の解説

博士 博士

令和元年の国民健康・栄養調査、20歳以上の男性喫煙習慣者の割合はどれじゃ。

アユム アユム

減少傾向と聞きますが、どのくらいでしょうか。

博士 博士

27.1%じゃ。選択肢では27%が正解じゃのう。

アユム アユム

思ったより高いですね。

博士 博士

10年前は38.2%じゃったから、大幅に下がっておるんじゃよ。

アユム アユム

女性はどうですか。

博士 博士

7.6%で、総数では16.7%じゃ。

アユム アユム

減少の背景は何でしょう。

博士 博士

健康増進法に基づく受動喫煙対策、たばこ税増税、分煙推進などじゃ。

アユム アユム

健康日本21の目標はありますか。

博士 博士

第二次計画では成人喫煙率12%が目標じゃが、まだ達成できておらん。

アユム アユム

喫煙のリスクはどんなものがありますか。

博士 博士

虚血性心疾患、脳卒中、COPD、肺がんなど枚挙に暇がない。

アユム アユム

習慣的喫煙者の定義は何ですか。

博士 博士

1か月間に毎日または時々吸っている者じゃ。

アユム アユム

受動喫煙対策も国試頻出ですね。

博士 博士

改正健康増進法が2020年に全面施行されたのも要チェックじゃ。

POINT

令和元年の20歳以上男性の喫煙習慣者割合は27.1%で、10年で大きく減少しました。女性は7.6%、総数は16.7%です。健康日本21や改正健康増進法の目標と対策、喫煙関連疾患の幅広さをあわせて理解することが国試対策の核心です。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査で20歳以上の男性における喫煙習慣者の割合に最も近いのはどれか。

解説:正解は3の「27%」です。令和元年(2019年)の国民健康・栄養調査によると、20歳以上の男性の習慣的喫煙者の割合は27.1%、女性は7.6%、男女合計では16.7%と報告されています。10年前の平成21年には男性38.2%であったことと比較すると、健康増進法に基づく受動喫煙防止対策の強化、たばこ税の引き上げ、職場や飲食店での禁煙・分煙推進などにより明らかな減少傾向が続いています。健康日本21(第二次)の目標値は成人喫煙率12%であり、依然として目標達成には至っていません。習慣的喫煙者とは「これまでたばこを習慣的に吸っていたことがある者」のうち「この1か月間に毎日または時々たばこを吸っている者」と定義されます。

選択肢考察

  1. × 1.  7%

    7%は女性の喫煙習慣者割合(7.6%)に近い数値であり、男性の値としては低すぎます。

  2. × 2.  17%

    17%は男女総数(16.7%)に近い値で、男性単独の値ではありません。

  3. 3.  27%

    男性の喫煙習慣者割合27.1%と最も近く、正解です。減少傾向にあるものの依然として4人に1人強が喫煙者という水準です。

  4. × 4.  37%

    37%は10年以上前の水準であり、現在の値としては過大です。平成21年(2009年)頃の38.2%に相当します。

喫煙は虚血性心疾患、脳卒中、COPD、肺がんをはじめ多くのがん、低出生体重児などと関連する最大の予防可能な健康リスク因子とされます。日本の喫煙率は男性で長期的に減少傾向、女性は横ばいから微減で推移しています。健康日本21(第二次)の目標値(成人喫煙率12%)や受動喫煙対策(改正健康増進法2020年全面施行)とあわせて覚えておきましょう。

国民健康・栄養調査の男性喫煙習慣者割合について、近年の減少傾向を踏まえたおおよその水準を問う問題です。