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医療計画の5疾病5事業を覚えよう

看護師国家試験 第107回 午後 第75問 / 健康支援と社会保障制度 / 保健活動の基盤と制度

国試問題にチャレンジ

107回 午後 第75問

平成24年( 2012年 )の医療法の改正によって、医療計画には(①)疾病・(②)事業及び在宅医療の医療体制に関する事項を定めることとされている。 ①と②に入る数字の組合せで正しいのはどれか。

  1. 1.①4 ②4
  2. 2.①4 ②5
  3. 3.①5 ②4
  4. 4.①5 ②5
  5. 5.①6 ②6

対話形式の解説

博士 博士

今日は医療計画の問題じゃ。平成24年改正で何が変わったか知っとるか?

サクラ サクラ

疾病の数が増えたと聞きました。

博士 博士

そうじゃ。もともと4疾病だったものに精神疾患が加わって5疾病になったんじゃよ。

サクラ サクラ

5疾病は何があるのですか?

博士 博士

がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、そして新しく加わった精神疾患じゃ。

サクラ サクラ

5事業はどんなものですか?

博士 博士

救急、災害、へき地、周産期、小児じゃ。こちらは数は変わっとらんぞ。

サクラ サクラ

では①も②も5が正解ですね。

博士 博士

その通りじゃ。選択肢4が答えになる。

サクラ サクラ

なぜ精神疾患が加えられたのですか?

博士 博士

精神疾患は患者数も多く社会的課題も大きい。地域での支援体制が必要と判断されたんじゃ。

サクラ サクラ

在宅医療も医療計画に入るようになったんですよね。

博士 博士

そうじゃ。超高齢社会に備えて在宅医療の体制整備を盛り込んだのもこの時じゃ。

サクラ サクラ

医療計画はどれくらいの期間で見直されるんですか?

博士 博士

現在は6年ごとに作成され、中間年で見直される仕組みになっとる。

サクラ サクラ

第8次計画では6事業になったとも聞きました。

博士 博士

新興感染症対応が追加されてな。試験では設問の「平成24年改正時点」の数字で答えるのが正解じゃ。

POINT

平成24年の医療法改正によって、医療計画には5疾病5事業及び在宅医療の医療体制に関する事項を定めることが義務づけられました。5疾病はがん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患、5事業は救急・災害・へき地・周産期・小児医療です。正解は選択肢4の①5②5となります。なお第8次計画では新興感染症対応が加わり6事業に拡大している点も押さえておきましょう。

解答・解説

正解は 4 です

問題文:平成24年( 2012年 )の医療法の改正によって、医療計画には(①)疾病・(②)事業及び在宅医療の医療体制に関する事項を定めることとされている。 ①と②に入る数字の組合せで正しいのはどれか。

解説:正解は4の①5②5です。平成24年改正により、従来の4疾病に精神疾患が追加され5疾病となり、5事業はそのままで、さらに在宅医療の医療体制を明記することが義務づけられました。

選択肢考察

  1. × 1.  ①4 ②4

    4疾病は改正前の旧制度の数です。また事業は改正前から5事業(救急・災害・へき地・周産期・小児)で4事業だった時期はないため誤りです。

  2. × 2.  ①4 ②5

    4疾病は改正前の枠組みで、平成24年改正により精神疾患が追加され5疾病に変わりました。事業数5は正しいですが疾病数が誤りです。

  3. × 3.  ①5 ②4

    疾病数5は正しいですが、事業は5事業であり4事業ではありません。

  4. 4.  ①5 ②5

    5疾病はがん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患、5事業は救急医療・災害医療・へき地医療・周産期医療・小児医療です。平成24年改正でこの組合せが明文化されました。

  5. × 5.  ①6 ②6

    6疾病・6事業という分類は存在しません。なお第8次医療計画では新興感染症発生・まん延時における医療が6事業目に追加され5事業1在宅医療→6事業の枠組みに変更されていますが、平成24年改正時点の答えとしては誤りです。

5疾病=がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患、5事業=救急・災害・へき地・周産期・小児と覚えましょう。医療計画は都道府県が6年ごと(従来5年)に作成し地域医療構想とも連動します。

平成24年改正のキーワードは「精神疾患を加えて5疾病5事業+在宅医療」です。