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罨法の分類、湿性と乾性をスッキリ整理しよう

看護師国家試験 第103回 午後 第22問 / 必修問題 / 日常生活援助技術

国試問題にチャレンジ

103回 午後 第22問

湿性罨法はどれか。

  1. 1.氷枕
  2. 2.冷パップ
  3. 3.湯たんぽ
  4. 4.電気あんか

対話形式の解説

博士 博士

罨法には湿性と乾性があるんじゃが、その違いは何だと思うかね?

アユム アユム

水分が皮膚に触れるかどうかですか?

博士 博士

その通り、水分を介して刺激を伝えるのが湿性、水分を介さないのが乾性じゃ。

アユム アユム

問題では湿性罨法を選ぶんですね。正解は何ですか?

博士 博士

正解は2の冷パップじゃよ。水分を含んだ湿布を皮膚に貼付するから湿性冷罨法に分類されるんじゃ。

アユム アユム

1の氷枕はどうですか?

博士 博士

氷枕は袋に氷と水を入れて使うが、水分が直接皮膚に触れないから乾性冷罨法じゃ。

アユム アユム

3の湯たんぽは?

博士 博士

湯たんぽも布で包んで温水で温める方法じゃが、水分は皮膚に触れないから乾性温罨法に分類されるんじゃ。

アユム アユム

4の電気あんかも同じですね。

博士 博士

そうじゃ、電気で温めるが水分を介さないから乾性温罨法じゃな。湯たんぽも電気あんかも長時間使用すると低温熱傷のリスクがあるから注意じゃ。

アユム アユム

湿性は熱伝導が良いんですか?

博士 博士

水を介する分、効果が早く現れるが、皮膚の浸軟が起こりやすいから観察が大切じゃ。

アユム アユム

温湿布や温浴も湿性なんですね。

博士 博士

その通り、蒸気浴も湿性に含まれるぞ。罨法は目的に応じて選択することが看護師の腕の見せ所じゃ。

POINT

湿性罨法は水分を介して温熱や寒冷刺激を加える方法で、冷パップ・温湿布・温浴などが該当します。乾性罨法は水分を介さない方法で、氷枕・湯たんぽ・電気あんかなどが含まれます。湿性は熱伝導効率が高く効果が早い一方、皮膚浸軟に注意が必要です。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:湿性罨法はどれか。

解説:正解は2です。罨法は身体の一部に温熱や寒冷の刺激を加えて症状緩和を図る看護技術で、水分を介すか否かで湿性と乾性に分類されます。湿性罨法は水分を含んだ媒体を皮膚に当てる方法で、熱伝導効率が高く比較的短時間で効果が得られる一方、乾性罨法は水分を介さず皮膚への刺激が穏やかで長時間使用に適します。冷パップは水分を含む湿布の一種で、消炎・鎮痛効果を持つ湿性冷罨法に分類されます。

選択肢考察

  1. × 1.  氷枕

    氷枕は氷と水を入れた袋を頭部などに当てる方法で、水分が直接皮膚に触れないため乾性冷罨法に分類されます。発熱時の解熱目的で用いられます。

  2. 2.  冷パップ

    冷パップは水分を含んだ湿布薬を皮膚に貼付する方法で、湿性冷罨法に該当します。打撲や炎症部位の消炎・鎮痛に用いられます。

  3. × 3.  湯たんぽ

    湯たんぽは温水を入れた容器を布で包み体に当てる方法で、水分が皮膚に触れないため乾性温罨法に分類されます。低温熱傷に注意が必要です。

  4. × 4.  電気あんか

    電気あんかは電気で発熱体を温める器具で、水分を介さず皮膚に触れないため乾性温罨法に該当します。長時間の使用では低温熱傷のリスクがあります。

湿性罨法には冷パップ・温湿布・温浴・蒸気浴などがあり、乾性罨法には氷枕・氷嚢・湯たんぽ・電気あんか・カイロ・電気毛布などがあります。湿性は熱伝導が良く効果が早く現れる反面、皮膚の浸軟が起こりやすいため使用時間や皮膚状態の観察が重要です。

罨法の湿性・乾性および温・冷の分類を正確に区別できるかを問う問題です。日常生活援助技術の基本知識が問われています。