StudyNurse

男性の導尿の解剖と手技を学ぼう

看護師国家試験 第104回 午後 第20問 / 必修問題 / 日常生活援助技術

国試問題にチャレンジ

104回 午後 第20問

成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか。

  1. 1.6〜8cm
  2. 2.12〜14cm
  3. 3.18〜20cm
  4. 4.24〜26cm

対話形式の解説

博士 博士

成人男性の導尿で挿入する長さはどれかのう。

アユム アユム

18〜20cmだと思います。

博士 博士

正解じゃ。男性の尿道は約16〜20cmあるからのう。

アユム アユム

女性は何cmでしたか。

博士 博士

女性は4〜5cm挿入で十分じゃ。

アユム アユム

短すぎるとどうなりますか。

博士 博士

尿道や前立腺を損傷し、バルーンを膨らませると大量出血の危険じゃ。

アユム アユム

逆に長すぎたら。

博士 博士

膀胱壁を傷つけたり血尿を起こす危険があるのじゃ。

アユム アユム

挿入時のコツはありますか。

博士 博士

陰茎を腹壁に垂直に保ち、S字湾曲を伸ばすのじゃ。

アユム アユム

前立腺部で抵抗を感じたら。

博士 博士

陰茎を尾側に倒し、深呼吸を促してゆっくり進めるのじゃ。

アユム アユム

尿が引けたあとはどうしますか。

博士 博士

さらに2〜3cm進めて確実に膀胱内に先端を位置させるのじゃ。

アユム アユム

清潔操作はどう保ちますか。

博士 博士

滅菌手袋・滅菌ゼリー・消毒で尿路感染を予防するのじゃよ。

POINT

男性の尿道は約16〜20cmあるため、間欠的導尿時は18〜20cm挿入が適切です。陰茎を腹壁に垂直に保持してS字湾曲を伸ばし、尿の流出確認後さらに2〜3cm進めると膀胱内に確実に到達します。短すぎれば前立腺損傷、長すぎれば膀胱壁損傷の危険があり、解剖と手技の正確な理解が安全な看護に直結します。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか。

解説:正解は 3 です。成人男性の尿道は約16〜20cmあり、膀胱までカテーテルを到達させるためには18〜20cm程度の挿入が適切です。

選択肢考察

  1. × 1.  6〜8cm

    女性の尿道(約4cm)に対する挿入長としては適切ですが、男性では膀胱に到達せず導尿できません。

  2. × 2.  12〜14cm

    前立腺部尿道までしか達せず、尿が引けないだけでなく前立腺損傷の危険があります。

  3. 3.  18〜20cm

    陰茎を腹壁に対して垂直に保持し、尿の流出を確認した後さらに2〜3cm進めて膀胱内にカテーテル先端を確実に位置させます。

  4. × 4.  24〜26cm

    膀胱の対側壁にカテーテル先端が当たり、粘膜損傷や血尿の原因となるため不適切です。

男性の尿道はS字状に湾曲しているため、挿入時は陰茎を腹壁と垂直方向(90度)に保持して湾曲を伸ばします。前立腺部で抵抗を感じたら陰茎を尾側に向け、無理に進めず深呼吸を促すと挿入しやすくなります。

男女の尿道の長さの違いを理解し、安全な導尿手技に必要な解剖学的知識を問う問題です。