学童期の脈拍数を覚える
看護師国家試験 第105回 午後 第6問 / 必修問題 / 人間の特性とライフサイクル
国試問題にチャレンジ
学童期の正常な脈拍数はどれか。
- 1.50〜70/分
- 2.80〜100/分
- 3.110〜130/分
- 4.140〜160/分
対話形式の解説
博士
今日は学童期の正常脈拍数の問題じゃ。小児のバイタルサインは必修頻出じゃぞ。
アユム
小児は成人より脈が速いんですよね?
博士
そうじゃ。小児は基礎代謝が高く、体のサイズに対して心臓の1回拍出量が少ないため、心拍数を多くして必要な心拍出量を確保しておる。年齢が上がるにつれ減っていくのじゃ。
アユム
目安を教えてください。
博士
新生児120〜140、乳児110〜130、幼児100〜110、学童80〜100、成人60〜80じゃ。階段状に覚えておくと良い。
アユム
選択肢を見ると正解は2の80〜100/分ですね。
博士
正解。学童期はおおむね6〜12歳で、小学生の年齢じゃ。この時期は80〜100/分が正常範囲じゃ。
アユム
1の50〜70/分だとどうなりますか?
博士
それは成人や運動習慣のある人、高齢者の平常脈拍に近い。学童でこの値なら徐脈と評価される可能性がある。
アユム
3の110〜130/分は?
博士
それは乳児期、つまり1歳未満の範囲じゃ。学童でこの値なら頻脈じゃ。
アユム
4の140〜160/分はかなり速いですね。
博士
新生児でも120〜140が目安じゃから、140〜160は新生児でも頻脈寄り、学童では明らかな異常じゃ。
アユム
脈拍が速くなる要因はありますか?
博士
発熱、啼泣、運動、不安、脱水、貧血、甲状腺機能亢進、心不全などじゃ。体温1℃上昇で脈拍は8〜10/分増えるとされておる。
アユム
測定部位はどこがいいですか?
博士
通常は橈骨動脈じゃが、乳児では橈骨動脈が触れにくいので上腕動脈、新生児では聴診器で心尖拍動を測ることが多い。
アユム
呼吸数も年齢で違いますよね。
博士
新生児40〜50、乳児30〜40、幼児20〜30、学童18〜20、成人12〜20じゃ。脈拍と呼吸はセットで覚えよう。
アユム
血圧はどうですか?
博士
血圧は逆に年齢とともに上昇する。新生児の収縮期血圧は約60〜80mmHgじゃが、学童で90〜110、成人では120程度になる。
POINT
学童期の正常脈拍は80〜100/分です。小児は代謝が活発なため年齢が低いほど脈拍は速く、成長とともに減少します。バイタルサインは年齢別の正常値を理解したうえで、発熱や不安などの影響因子も評価することが大切です。小児看護では年齢区分と数値をセットで覚えることが合格の近道です。
解答・解説
正解は 2 です
問題文:学童期の正常な脈拍数はどれか。
解説:正解は 2 です。学童期(おおむね6〜12歳)の正常な脈拍数は約80〜100/分です。小児は代謝が活発で心拍出量あたりの1回拍出量が少ないため、年齢が低いほど脈拍は速く、成長とともに減少していきます。目安は新生児120〜140/分、乳児110〜130/分、幼児100〜110/分、学童80〜100/分、成人60〜80/分です。
選択肢考察
-
× 1. 50〜70/分
50〜70/分は成人や高齢者の平常脈拍帯で、学童期としては遅すぎるため誤りです。
-
○ 2. 80〜100/分
学童期の標準的な脈拍数は80〜100/分で、これが正答です。
-
× 3. 110〜130/分
110〜130/分は乳児期に相当する脈拍数で、学童期には該当しません。
-
× 4. 140〜160/分
140〜160/分は新生児期を超えるほどの頻脈で、学童期の正常範囲を逸脱します。
小児のバイタルサイン正常値は年齢区分とセットで覚えましょう。呼吸数も年齢で変化し、新生児40〜50、乳児30〜40、幼児20〜30、学童18〜20、成人12〜20回/分です。血圧は年齢が上がるほど上昇。発熱、啼泣、運動、不安で容易に頻脈になるため、臨床では安静時に、できれば睡眠中の測定も参考にします。脈拍測定部位は通常橈骨動脈ですが、乳児では上腕動脈、新生児は聴診による心尖拍動が推奨されます。
小児の発達段階別バイタルサイン正常値、特に学童期の脈拍を問う基礎的必修問題です。
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