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受精と着床の流れを確認

看護師国家試験 第110回 午後 第57問 / 母性看護学 / 母性看護の基盤

国試問題にチャレンジ

110回 午後 第57問

受精と着床についての説明で正しいのはどれか。

  1. 1.卵子が受精能をもつ期間は排卵後48時間である。
  2. 2.卵管采で受精が起こる。
  3. 3.受精卵は受精後4、5日で子宮に到達する。
  4. 4.受精卵は桑実胚の段階で着床する。

対話形式の解説

博士 博士

博士じゃ。今日は受精から着床までを復習するぞ。

サクラ サクラ

受精はどこで起こるんですか?

博士 博士

卵管膨大部じゃ。卵管采ではないぞ。

サクラ サクラ

卵管采の役割は?

博士 博士

排卵された卵子を取り込む漏斗状の部位じゃ。

サクラ サクラ

卵子の受精能は何時間ですか?

博士 博士

約24時間じゃ。精子は48〜72時間じゃからのう。

サクラ サクラ

子宮に到達するまで何日かかりますか?

博士 博士

受精後4〜5日じゃ。

サクラ サクラ

着床はいつから始まるんですか?

博士 博士

受精後6〜7日ごろからじゃ。

サクラ サクラ

どの段階で着床しますか?

博士 博士

胚盤胞の段階じゃぞ。桑実胚ではないぞ。

サクラ サクラ

hCGはいつから出始めるんですか?

博士 博士

着床が始まると栄養膜から分泌されるのじゃ。

サクラ サクラ

妊娠検査薬はhCGを見ているんですね。

博士 博士

その通りじゃよ。

サクラ サクラ

しっかり覚えます。

博士 博士

流れでつかむのがコツじゃ。

POINT

受精は卵管膨大部で起こり、受精卵は4〜5日で子宮に到達します。桑実胚から胚盤胞へと成長した後、6〜7日で着床が開始されます。卵子の受精能は約24時間、精子は48〜72時間と覚えましょう。着床後はhCGが分泌され、妊娠反応の根拠となります。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:受精と着床についての説明で正しいのはどれか。

解説:正解は 3 です。受精卵は卵管膨大部で受精した後、細胞分裂を繰り返しながら卵管を移動し、受精後およそ4〜5日で子宮腔に到達します。その後、胚盤胞となって子宮内膜に潜り込む形で、受精後6〜7日ごろに着床が始まります。

選択肢考察

  1. × 1.  卵子が受精能をもつ期間は排卵後48時間である。

    卵子の受精能は排卵後約24時間に限られます。精子の受精能は女性生殖器内で48〜72時間維持されますが、卵子の方が短命です。

  2. × 2.  卵管采で受精が起こる。

    卵管采は排卵された卵子を取り込む役割で、受精の場ではありません。受精は卵管膨大部で起こります。

  3. 3.  受精卵は受精後4、5日で子宮に到達する。

    受精卵は桑実胚から胚盤胞へと成長しながら卵管を移動し、4〜5日で子宮腔に到達、6〜7日で着床を開始します。

  4. × 4.  受精卵は桑実胚の段階で着床する。

    着床は胚盤胞の段階で起こります。桑実胚は着床前の段階で、内部に胞胚腔ができて胚盤胞となってから着床が可能になります。

着床は内細胞塊と栄養膜からなる胚盤胞が子宮内膜に侵入する過程で、hCGが産生され始めます。妊娠判定反応はこのhCGを検出するもので、着床後10日前後から陽性になります。

受精から着床までの時間経過と部位を正確に理解しているかを問う問題です。