フレイル判定の5項目、覚えてるかな
看護師国家試験 第110回 午前 第90問
国試問題にチャレンジ
身体的フレイルの評価基準はどれか。2つ選べ。
- 1.視力低下
- 2.体重減少
- 3.聴力低下
- 4.歩行速度の低下
- 5.腸蠕動運動の低下
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
身体的フレイルのCHS評価基準の5項目を理解し、加齢性変化と区別できるかを問う問題です。
解答・解説
正解は2です
問題文:身体的フレイルの評価基準はどれか。2つ選べ。
解説:正解は2と4です。身体的フレイルの評価にはFriedらによるCHS基準が広く用いられ、①体重減少、②筋力(握力)低下、③主観的疲労感、④歩行速度低下、⑤身体活動量低下の5項目中3項目以上該当でフレイル、1〜2項目でプレフレイルと判定します。体重減少と歩行速度低下はともにこの5項目に含まれます。
選択肢考察
- ×1. 視力低下
視力低下は加齢に伴う感覚機能変化ですが、身体的フレイルのCHS基準には含まれません。転倒リスクを高める要因として別途評価されます。
- ○2. 体重減少
CHS基準では6か月で2〜3kg以上または年間で体重の5%以上の意図しない減少がフレイルの評価項目となります。サルコペニアと重なる重要な指標です。
- ×3. 聴力低下
聴力低下も加齢性変化で社会的孤立を招く因子ですが、身体的フレイルの評価項目には含まれていません。社会的フレイルに関連する要因として位置づけられます。
- ○4. 歩行速度の低下
通常歩行速度1.0m/秒未満が基準で、下肢筋力低下や身体機能低下を反映します。サルコペニアやロコモティブシンドロームの診断にも用いられる汎用的な指標です。
- ×5. 腸蠕動運動の低下
加齢による腸蠕動低下は便秘の一因ですが、フレイルの評価項目ではありません。栄養状態悪化に間接的に関与する可能性はあります。
フレイルは身体的・精神的・社会的の3側面から評価します。日本版CHS基準(J-CHS)の具体的カットオフは、体重減少6か月で2kg以上、握力男性28kg未満・女性18kg未満、歩行速度1.0m/秒未満、疲労感「ここ2週間わけもなく疲れたような感じがする」あり、身体活動「軽い運動・体操や定期的な運動・スポーツをしていますか」いずれも「していない」です。フレイルは可逆的で、栄養・運動・社会参加で改善可能です。
身体的フレイルのCHS評価基準の5項目を理解し、加齢性変化と区別できるかを問う問題です。
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