REMの名前が答えを教えてくれる!レム睡眠の特徴を一気に整理
看護師国家試験 第115回 午前 第3問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
レム睡眠の特徴はどれか。
- 1.骨格筋が緊張する。
- 2.急速な眼球運動を伴う。
- 3.体熱の放散が増加する。
- 4.大脳皮質の活動が低下する。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
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サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
レム睡眠の生理学的特徴を理解しているかを問う問題で、REM=Rapid Eye Movement という名称の由来そのものが正解の手がかりです。
解答・解説
正解は2です
問題文:レム睡眠の特徴はどれか。
解説:正解は2「急速な眼球運動を伴う」です。レム睡眠(REM sleep)の「REM」は Rapid Eye Movement(急速眼球運動)の頭文字で、まさに閉じたまぶたの下で眼球がすばやく左右に動くことが命名の由来となっています。睡眠は大きくレム睡眠とノンレム睡眠に分けられ、約90分周期で交互に出現します。レム睡眠の生理学的特徴は、(1)急速眼球運動、(2)抗重力筋を中心とした骨格筋の緊張低下(筋アトニア)、(3)脳波は覚醒時に近い低振幅・速波(θ波・β波様)で大脳皮質の活動が高い、(4)鮮明な夢をみやすい、(5)自律神経が不安定で心拍・呼吸・血圧が変動し体温調節も低下する、などが挙げられます。これらの特徴から、レム睡眠は「身体は休息しているが脳は活動している睡眠」と表現されます。
選択肢考察
- ×1. 骨格筋が緊張する。
誤り。レム睡眠では脳幹からの抑制性入力により、抗重力筋を中心とした骨格筋の緊張は著しく低下します(筋アトニア)。これは夢で見ている動作をそのまま行動に移してしまわないようにする安全装置と考えられています。骨格筋の緊張が比較的保たれるのはノンレム睡眠のほうです。
- ○2. 急速な眼球運動を伴う。
正解。REM(Rapid Eye Movement)の名のとおり、レム睡眠中は閉じたまぶたの下で眼球が急速かつ不規則に動くのが最大の特徴です。脳波は覚醒時に近いパターンを示し、鮮明な夢を体験しやすい段階でもあります。
- ×3. 体熱の放散が増加する。
誤り。レム睡眠中は体温調節中枢の働きが低下し、発汗や血管拡張といった体温調節反応が抑制されるため、外気温の影響を受けやすく体温は変動しやすくなります。「体熱放散が増加する」のはむしろ入眠時や深いノンレム睡眠で深部体温が低下する局面の特徴で、レム睡眠の代表的特徴ではありません。
- ×4. 大脳皮質の活動が低下する。
誤り。レム睡眠中の脳波は覚醒時に類似した低振幅・速波を示し、大脳皮質の活動はむしろ高く保たれています。だからこそ鮮明な夢をみやすいのです。大脳皮質の活動が低下し徐波(δ波)が優位になるのはノンレム睡眠(特に深いステージ3)の特徴です。
睡眠周期は約90分でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返し、一晩に4〜5サイクル出現します。夜の前半は深いノンレム睡眠(徐波睡眠)が多く成長ホルモン分泌が盛んになり、夜の後半にかけてレム睡眠の比率が増えていきます。新生児では総睡眠時間の約50%がレム睡眠ですが、成人ではおよそ20〜25%に減少します。レム睡眠は記憶の固定や情動の整理に重要とされ、剥奪すると認知機能が低下することも知られています。臨床ではレム睡眠中に夢内容に伴って大声や暴力的動作が出るレム睡眠行動障害(RBD)が、パーキンソン病やレビー小体型認知症の前駆症状として注目されています。
レム睡眠の生理学的特徴を理解しているかを問う問題で、REM=Rapid Eye Movement という名称の由来そのものが正解の手がかりです。
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