主な介護者は誰?老老介護の実態
看護師国家試験 第107回 午後 第8問 / 必修問題 / 看護の対象と活動の場
国試問題にチャレンジ
平成25年( 2013年 )の国民生活基礎調査で、要介護者からみた主な介護者の続柄で割合が最も多いのはどれか。
- 1.同居の父母
- 2.別居の家族
- 3.同居の配偶者
- 4.同居の子の配偶者
対話形式の解説
博士
今日は要介護者の主な介護者についてじゃ。
アユム
家族が介護するイメージがありますが、具体的にはどうなんでしょう。
博士
平成25年国民生活基礎調査では、同居の家族が約6割、事業者が約15%じゃ。
アユム
同居家族の中では誰が一番多いですか?
博士
配偶者が26.2%で最多じゃ。次いで子、子の配偶者と続く。
アユム
配偶者ということは、高齢者同士ですよね。
博士
その通り。いわゆる「老老介護」じゃ。介護者も被介護者も高齢で共倒れリスクが高い。
アユム
大変ですね。別居の家族が介護するケースもありますか?
博士
あるが約1割程度じゃ。近くに住んで通いで介護する「通い介護」も増えておる。
アユム
以前は「嫁」が介護するイメージがありました。
博士
子の配偶者による介護は昔より減り、実子や配偶者が担うケースが増えておるのじゃ。
アユム
家族構成の変化が反映されているのですね。
博士
うむ。介護者の孤立や燃え尽きを防ぐことが重要課題じゃ。
アユム
どのような支援がありますか?
博士
介護保険サービス、地域包括ケアシステム、レスパイトケア、介護者交流会などじゃ。
アユム
看護師も訪問看護などで介護者を支える役割があるのですね。
博士
その通り。被介護者だけでなく介護者へのアセスメントとケアが欠かせないのじゃ。
POINT
要介護者の主な介護者は「同居の配偶者」が最多で、老老介護が社会課題となっています。同居家族が約6割、事業者が約15%という構成も押さえましょう。介護者の孤立や燃え尽きを防ぐため、介護保険サービスや地域包括ケア、レスパイトケアなどの支援が重要で、看護師は介護者へのケアも担う必要があります。
解答・解説
正解は 3 です
問題文:平成25年( 2013年 )の国民生活基礎調査で、要介護者からみた主な介護者の続柄で割合が最も多いのはどれか。
解説:正解は 3 です。平成25年国民生活基礎調査によると、要介護者等からみた主な介護者の続柄は「同居」が61.6%で最多、その内訳では「配偶者」が26.2%でトップでした。次いで「子」21.8%、「子の配偶者」11.2%の順です。老老介護の実態を示すデータです。
選択肢考察
-
× 1. 同居の父母
要介護者の多くが高齢者であるため、その父母が主な介護者となるケースはごくわずかです。
-
× 2. 別居の家族
別居の家族が介護にあたる割合は約9.6%程度で、同居介護者より少数派です。
-
○ 3. 同居の配偶者
同居する配偶者が介護者となる割合が26.2%で最多です。老老介護が社会問題化する背景となっています。
-
× 4. 同居の子の配偶者
いわゆる「嫁」による介護は11.2%で、以前より減少傾向にあります。
近年の調査では同居介護者の中で配偶者の割合が最も高く、次いで子(実子)、子の配偶者と続きます。高齢化の進行により「老老介護」「認認介護」が社会課題となっており、介護保険制度や地域包括ケアシステム、レスパイトケアなどで介護者の負担軽減が図られています。
主な介護者は同居の配偶者が最多。老老介護の実態と介護者支援の必要性を理解しましょう。
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