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糖尿病食事療法は標準体重から

看護師国家試験 第103回 午前 第14問 / 必修問題 / 薬物の作用と管理

国試問題にチャレンジ

103回 午前 第14問

2型糖尿病の食事療法における1日のエネルギー摂取量の算出に必要なのはどれか。

  1. 1.体温
  2. 2.腹囲
  3. 3.標準体重
  4. 4.体表面積

対話形式の解説

博士 博士

今日は2型糖尿病の食事エネルギー算出の問題じゃ。何が必要だと思う?

アユム アユム

体重は関係しそうですが、選択肢に標準体重がありますね。

博士 博士

正解じゃ。式は標準体重×身体活動量で算出する。

アユム アユム

標準体重はどう計算するんですか?

博士 博士

身長(m)×身長(m)×22じゃ。BMI22が最も疾病罹患率が低いとされる値じゃな。

アユム アユム

身体活動量は?

博士 博士

軽労作で25〜30、普通の労作で30〜35、重い労作で35〜(kcal/kg)じゃ。職業や生活強度で決める。

アユム アユム

体温は関係ないんですか?

博士 博士

感染や代謝亢進の指標であって、エネルギー算出には使わん。

アユム アユム

腹囲は?

博士 博士

メタボリックシンドロームの診断基準じゃな。糖尿病の食事計算には不要じゃ。

アユム アユム

体表面積は?

博士 博士

抗がん薬の投与量算出などに使う指標じゃ。糖尿病では使わんのう。

アユム アユム

栄養素のバランスはどうなってますか?

博士 博士

炭水化物50〜60%、たんぱく質20%以下、脂質が残りじゃ。

アユム アユム

高齢者でも同じ基準ですか?

博士 博士

最近は過度な制限を避けるため、75歳以上はBMI22.5〜25を目標体重とする考えも広がっておるぞ。

アユム アユム

個別性が大事なんですね。

POINT

2型糖尿病の食事療法では標準体重×身体活動量で1日のエネルギー摂取量を算出します。標準体重は身長(m)の二乗×22で求め、身体活動量は労作の強度に応じて25〜35kcal/kgを選択します。体温、腹囲、体表面積は算出に不要です。近年は高齢者で目標体重をやや高めに設定する考え方も普及しています。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:2型糖尿病の食事療法における1日のエネルギー摂取量の算出に必要なのはどれか。

解説:正解は 3 です。2型糖尿病の食事療法では、1日のエネルギー摂取量を「標準体重(kg)×身体活動量(kcal/kg)」で算出します。標準体重は身長(m)×身長(m)×22で計算し、BMI22が最も疾病罹患率が低いとされる値に基づきます。身体活動量は軽労作25〜30、普通の労作30〜35、重い労作35〜(kcal/kg)の範囲で、職業や生活強度により決定します。

選択肢考察

  1. × 1.  体温

    体温は感染や代謝亢進の指標ですが、糖尿病の食事エネルギー算出には用いません。

  2. × 2.  腹囲

    腹囲はメタボリックシンドロームの診断基準に用いる指標で、エネルギー摂取量の算出には不要です。

  3. 3.  標準体重

    標準体重は身長から算出し、身体活動量と乗じて1日のエネルギー摂取量を決定する基準値となります。

  4. × 4.  体表面積

    体表面積は抗がん薬投与量の算出などに用いますが、糖尿病の食事療法では使用しません。

近年は高齢者の過度な体重制限を避けるため、目標体重として65歳未満はBMI22、65〜74歳は22〜25、75歳以上は22.5〜25を目安とする考え方も普及しています。栄養素配分は炭水化物50〜60%、たんぱく質20%以下、脂質残りが基本です。

糖尿病食事療法の総エネルギー量算出式と必要な情報を正確に理解しているかを問う問題です。