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死の三徴候は何?対光反射の消失を確認

看護師国家試験 第103回 午後 第10問 / 必修問題 / 徴候と疾患

国試問題にチャレンジ

103回 午後 第10問

死の三徴候に含まれるのはどれか。

  1. 1.呼名反応の消失
  2. 2.対光反射の消失
  3. 3.肛門緊張の消失
  4. 4.深部腱反射の消失

対話形式の解説

博士 博士

医師が死亡確認するとき、何を見ているか知ってる?

アユム アユム

心臓が止まっているか確認していますよね。

博士 博士

それも一つだね。実は『死の三徴候』という3つの項目を確認しているんだ。

アユム アユム

3つ全部覚えていません…

博士 博士

①心拍動の停止、②自発呼吸の停止、③瞳孔散大および対光反射の消失、の3つだよ。

アユム アユム

だから医師はペンライトと聴診器を持っているんですね!

博士 博士

その通り!じゃあ選択肢を見てみよう。

アユム アユム

呼名反応の消失、対光反射の消失、肛門緊張の消失、深部腱反射の消失ですね。

博士 博士

呼名反応の消失はJCSで使う意識評価の項目だね。

アユム アユム

深部腱反射の消失も神経学的検査ですね。

博士 博士

肛門緊張の消失は死後に観察されることはあるけど、三徴候には含まれないよ。

アユム アユム

じゃあ正解は2番の対光反射の消失ですね!

博士 博士

正解!対光反射の消失は脳幹機能の停止を意味するんだ。

アユム アユム

脳死とは違うんですか?

博士 博士

いい質問!死の三徴候は『心臓死』の判定で、脳死は『脳幹を含む全脳機能の不可逆的停止』を指す別の概念なんだ。

アユム アユム

脳死判定はもっと厳密ですか?

博士 博士

そう、深昏睡・瞳孔散大固定・脳幹反射消失・平坦脳波・自発呼吸消失などの基準があり、臓器移植法に基づく法定手続きが必要だよ。

アユム アユム

心臓死と脳死の違い、しっかり理解できました!

POINT

死の三徴候は心拍停止・呼吸停止・瞳孔散大および対光反射の消失の3項目で、医師が死亡確認時に確認する基準です。選択肢の中では対光反射の消失が該当します。脳死はこれとは異なる概念で、全脳機能の不可逆的停止を意味し、別途厳密な判定基準が定められています。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:死の三徴候に含まれるのはどれか。

解説:正解は 2 です。死の三徴候とは、①心拍動の停止(心停止)、②自発呼吸の停止、③瞳孔散大および対光反射の消失、の3つを指します。これらは伝統的な死亡判定の基準であり、医師が死亡を確認する際にはペンライト・聴診器を用いて瞳孔反射、心音、呼吸音を確認します。脳死判定とは異なる概念で、一般的な死亡確認の基準として用いられます。

選択肢考察

  1. × 1.  呼名反応の消失

    意識レベル評価の項目で、Japan Coma Scale(JCS)などで用いられますが、死の三徴候には含まれません。

  2. 2.  対光反射の消失

    正解です。瞳孔散大および対光反射の消失は死の三徴候の1つで、脳幹機能の停止を反映します。

  3. × 3.  肛門緊張の消失

    肛門括約筋の弛緩は死後に観察されますが、死の三徴候には含まれません。

  4. × 4.  深部腱反射の消失

    神経学的所見の評価項目ですが、死の三徴候には含まれません。

死の三徴候は『心臓死』の判定基準で、これに対し脳死は『脳幹を含む全脳機能の不可逆的停止』を指し、別の判定基準が必要です(深昏睡、瞳孔散大固定、脳幹反射消失、平坦脳波、自発呼吸消失など)。臓器移植法に基づく脳死判定は法定の手続きを要します。

死の三徴候(心停止・呼吸停止・対光反射消失)の3項目を識別できるかを問う問題です。