スキャモンの発育曲線を思い出そう
看護師国家試験 第113回 午前 第78問 / 人体の構造・機能 / 細胞・組織と恒常性
国試問題にチャレンジ
出生後の成長で、最も早く成人の大きさに達するのはどれか。
- 1.脳
- 2.肺
- 3.肝臓
- 4.心臓
- 5.脊柱
対話形式の解説
博士
今日は発達の問題じゃ。スキャモンの発育曲線を覚えておるかな?
アユム
確か4つの型に分けられるんですよね。神経型、一般型、リンパ型、生殖型でした。
博士
素晴らしい。では神経型に含まれる代表的な臓器は?
アユム
脳ですね。あと脊髄や頭囲も含まれると習いました。
博士
その通り。神経型は乳幼児期に急速に発達するんじゃ。
アユム
6歳で成人の90%というのは驚きです。そんなに早いんですね。
博士
うむ、だから就学前教育が重要視されるんじゃ。
アユム
肺や心臓、肝臓はどの型ですか?
博士
それらは一般型で、身長体重と同様S字カーブを描く。思春期に大きく伸びるんじゃ。
アユム
脊柱も身長と一緒に伸びるので一般型ですね。
博士
そうじゃ。ではリンパ型は?
アユム
胸腺や扁桃など免疫組織で、学童期にピークになって成人で縮小します。
博士
よく覚えておる。生殖型は?
アユム
生殖器で、思春期に一気に発達しますね。
博士
完璧じゃ。発育のパターンを型で整理すると臨床でも役立つぞ。
アユム
小児の看護や健診でもこの知識が活きそうです。
POINT
スキャモンの発育曲線は神経型・一般型・リンパ型・生殖型の4型に分類されます。脳は神経型に属し、乳幼児期に急速に発達して6歳頃には成人の約90%に達します。肺・心臓・肝臓・脊柱などは一般型で思春期に大きく成長するため、最も早く成人サイズに達するのは脳です。小児の発達アセスメントにおいて各臓器の発達特性を理解することが重要です。
解答・解説
正解は 1 です
問題文:出生後の成長で、最も早く成人の大きさに達するのはどれか。
解説:正解は1です。脳(神経系)は出生後早期に急速に発達し、スキャモンの発育曲線では神経型に分類され、6歳頃までに成人の約90%に達します。
選択肢考察
-
○ 1. 脳
脳はスキャモンの発育曲線で神経型に属し、乳幼児期に急激に成長します。6歳頃には成人の約90%、10歳頃にはほぼ成人と同じ大きさになります。
-
× 2. 肺
肺は一般型の成長パターンで思春期に大きく伸びます。肺胞数が成人並みになるのは8歳前後とされ、神経型より遅いです。
-
× 3. 肝臓
肝臓は一般型に属し、身体全体の成長と並行して緩やかに増大し、思春期頃に成人サイズになります。
-
× 4. 心臓
心臓も一般型で、身長・体重の増加に合わせて思春期まで成長が続きます。
-
× 5. 脊柱
脊柱は身長の伸びと共に成長し、思春期の成長スパートを経て成人サイズに達します。
スキャモンの発育曲線には4つの型があります。神経型(脳・脊髄・頭囲)は乳幼児期に急速発達、一般型(身長・体重・内臓)はS字状、リンパ型(胸腺・扁桃)は学童期にピークを迎え成人で減少、生殖型(生殖器)は思春期に急伸します。発達段階を評価する際の基本知識です。
スキャモンの発育曲線の4つの型と各臓器の発達パターンを理解しているかを問う問題です。
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