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フォローアップミルクを理解しよう

看護師国家試験 第110回 午後 第56問 / 小児看護学 / 健康増進のための小児看護

国試問題にチャレンジ

110回 午後 第56問

フォローアップミルクで正しいのはどれか。

  1. 1.母乳の代替品である。
  2. 2.鉄分が添加されている。
  3. 3.離乳食を食べる直前に与える。
  4. 4.離乳食開始の時期から与え始める。

対話形式の解説

博士 博士

博士じゃ。今日はフォローアップミルクじゃ。

アユム アユム

育児用ミルクとは違うんですか?

博士 博士

目的が全く違うぞ。育児用は母乳代替、こちらは栄養補助じゃ。

アユム アユム

何が強化されているんですか?

博士 博士

鉄分とビタミンじゃ。離乳期は貯蔵鉄が枯れてくるからのう。

アユム アユム

いつから与えていいんですか?

博士 博士

厚労省は9か月以降を推奨しておる。

アユム アユム

離乳食開始時の5〜6か月では早いんですね。

博士 博士

そうじゃ。まずは育児用ミルクと母乳じゃ。

アユム アユム

離乳食の直前に与えるのは?

博士 博士

お腹いっぱいで離乳食を食べなくなるからNGじゃ。

アユム アユム

赤ちゃんの鉄欠乏予防はどうしたらいいですか?

博士 博士

赤身の肉や魚、鉄強化食品を離乳食に取り入れるのじゃ。

アユム アユム

必ず使わないといけないものではないんですね。

博士 博士

離乳が順調ならば不要じゃよ。

アユム アユム

補助的な位置づけと覚えておきます。

博士 博士

その通りじゃ。

POINT

フォローアップミルクは鉄分やビタミンを強化した栄養補助食品で、離乳食の進みが悪い9か月以降の乳児で用います。母乳や育児用ミルクの代替ではなく、離乳食開始時から使うものでもありません。離乳食が順調なら不要で、鉄欠乏予防には赤身肉や魚も有効です。指導時は適切な使用時期と目的を明確に伝えましょう。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:フォローアップミルクで正しいのはどれか。

解説:正解は 2 です。フォローアップミルクは離乳食だけでは不足しがちな鉄分やビタミンを補う目的で作られた粉ミルクで、鉄分が強化されています。9か月以降の乳児で離乳食の進みが悪く栄養不足が心配される場合に補助的に使用するもので、母乳や育児用ミルクの代替ではありません。

選択肢考察

  1. × 1.  母乳の代替品である。

    母乳や育児用ミルクの代替ではありません。乳児に必要な総合的な栄養は育児用調製粉乳に含まれており、フォローアップミルクは栄養補助の位置づけです。

  2. 2.  鉄分が添加されている。

    離乳食期に不足しやすい鉄やビタミンを強化した組成となっています。牛乳と比べても鉄が多く、鉄欠乏性貧血予防に有効です。

  3. × 3.  離乳食を食べる直前に与える。

    直前に与えると満腹で離乳食を食べなくなる恐れがあります。離乳食の進みが悪いときの補填として食後や食間に与えるのが適切です。

  4. × 4.  離乳食開始の時期から与え始める。

    厚生労働省の授乳・離乳支援ガイドでは、必要な場合に生後9か月以降から使用するとされており、離乳食開始時の5〜6か月からは与えません。

離乳食期は母体由来の貯蔵鉄が枯渇し鉄欠乏が起こりやすい時期で、赤身の肉や魚、鉄強化食品の摂取が推奨されます。フォローアップミルクは選択肢の一つであり、離乳が順調であれば必ずしも必要ではありません。

フォローアップミルクの位置づけと栄養的特徴を問う問題です。