男性生殖器の解剖を整理する
看護師国家試験 第105回 午前 第29問
国試問題にチャレンジ
男性生殖器について正しいのはどれか。
- 1.精巣は腹腔内にある。
- 2.精囊は精子を貯留する。
- 3.前立腺は直腸の前面に位置する。
- 4.右精巣静脈は腎静脈に流入する。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
男性生殖器の解剖学的位置関係と静脈還流経路を正しく理解しているかを問う問題です。
解答・解説
正解は3です
問題文:男性生殖器について正しいのはどれか。
解説:正解は3です。前立腺は膀胱頸部下方に位置し、尿道前立腺部を取り囲みます。後方には直腸が接しているため、直腸指診で前立腺の大きさ・硬さ・結節などを触診できます。前立腺肥大症や前立腺癌のスクリーニングで重要な手技です。
選択肢考察
- ×1. 精巣は腹腔内にある。
精巣は陰嚢内に位置します。精子形成には体温より約2℃低い温度が必要なため陰嚢内で保持されます。胎生期に腹腔から下降し、下降が不完全なものは停留精巣として小児期に治療対象となります。
- ×2. 精囊は精子を貯留する。
精囊は膀胱底部後方にあり、果糖に富むアルカリ性の精囊液を分泌します。精子を貯留・成熟させるのは精巣上体(副睾丸)の尾部です。
- ○3. 前立腺は直腸の前面に位置する。
前立腺は膀胱の下、直腸の前面に位置し、尿道を取り囲みます。直腸指診で触知可能な解剖学的位置関係です。
- ×4. 右精巣静脈は腎静脈に流入する。
右精巣静脈は下大静脈に直接流入し、左精巣静脈のみが左腎静脈に流入します。左側は長く走行し弁機能不全も起こりやすいため、精索静脈瘤は左に多く見られます。
男性生殖器の位置関係は解剖学の基本で、頻出です。精巣→精巣上体→精管→精囊・前立腺合流→射精管→尿道という精子の経路と、精巣で産生→精巣上体で貯留・成熟→射精時に精囊液・前立腺液と混ざって精液となる流れを押さえましょう。静脈還流では、右精巣静脈は下大静脈、左精巣静脈は左腎静脈に流入するため、左腎静脈が腹部大動脈と上腸間膜動脈に挟まれる「ナットクラッカー現象」で左側の精索静脈瘤が起こりやすくなります。
男性生殖器の解剖学的位置関係と静脈還流経路を正しく理解しているかを問う問題です。
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