針刺し事故を防ぐ基本対策
看護師国家試験 第105回 午前 第39問
国試問題にチャレンジ
針刺し事故対策で最も適切なのはどれか。
- 1.針刺し部位を消毒液に浸す。
- 2.注射針のリキャップを習慣化する。
- 3.事故の当事者を対象にした研修を行う。
- 4.使用済みの針は専用容器に廃棄することを徹底する。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
針刺し事故の予防策としてリキャップ禁止と専用容器への廃棄という基本原則を理解しているかを問う問題です。
解答・解説
正解は4です
問題文:針刺し事故対策で最も適切なのはどれか。
解説:正解は4です。針刺し事故(針刺し・切創・皮膚粘膜曝露)はB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVなどの血液媒介病原体に曝露する可能性があり、医療従事者の重大な職業性リスクです。事故予防の基本は使用後の針をリキャップせず、その場で耐貫通性の専用廃棄容器(感染性廃棄物容器)に廃棄することです。これはスタンダードプリコーションの一環でもあります。
選択肢考察
- ×1. 針刺し部位を消毒液に浸す。
誤りです。事故発生時は直ちに流水と石けんで十分に洗浄するのが基本です。消毒液への浸漬は推奨されていません。傷を強く絞り出すことも効果が証明されておらず必須ではありません。
- ×2. 注射針のリキャップを習慣化する。
誤りです。リキャップは針刺し事故の主要原因で、原則禁止とされています。やむを得ず行う場合は片手すくい上げ法(ワンハンドテクニック)を用います。
- ×3. 事故の当事者を対象にした研修を行う。
誤りです。研修は全医療従事者を対象に定期的に実施するべきで、事故を起こした当事者だけに限定するのは予防策として不十分です。
- ○4. 使用済みの針は専用容器に廃棄することを徹底する。
正しい記述です。使用済み針は耐貫通性の専用廃棄容器に即座に廃棄することが、針刺し事故予防の基本かつ最も確実な対策です。容器は使用場所の近くに設置します。
針刺し事故発生時の対応は①流水・石けんで十分に洗浄、②直ちに報告、③感染源の検査(HBs抗原、HCV抗体、HIV抗体)、④曝露者の検査と予防処置(HBVワクチン未接種者にはHBIGとワクチン、HIV曝露には抗レトロウイルス薬の予防内服)、⑤経過観察という流れです。安全機構付き器材の採用も重要な対策です。
針刺し事故の予防策としてリキャップ禁止と専用容器への廃棄という基本原則を理解しているかを問う問題です。
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