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PPE脱衣の鉄則!手袋から外す理由

看護師国家試験 第112午前20 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

112午前20

個人防護具の脱衣手順で最初に外すのはどれか。

  1. 1.手袋
  2. 2.ガウン
  3. 3.サージカルマスク
  4. 4.フェイスシールド

対話形式の解説

博士博士
今日は個人防護具の脱衣手順について学ぶぞ。最初に外すのはどれか、わかるかの?
サクラサクラ
マスクを最後まで付けていた方が安全そうだから…マスクは最後ですよね。最初は手袋ですか?
博士博士
正解!最初に外すのは手袋じゃ。理由はわかるかの?
サクラサクラ
手袋が一番汚れているから、ですか?
博士博士
その通り!PPE脱衣の鉄則は『汚染の強いものから先に外す』じゃ。手袋は患者や環境表面に直接触れるので最も汚染度が高い。
サクラサクラ
脱衣の標準的な順序を教えてください。
博士博士
①手袋、②ガウン、③ゴーグル・フェイスシールド、④サージカルマスク、最後に手指衛生じゃ。各段階で手指衛生を挟むとさらに安全性が高まる。
サクラサクラ
なぜマスクが最後なんですか?
博士博士
飛沫感染リスクがある環境では顔面保護を最長で維持したいからじゃ。マスクは部屋を退出してから外すのが基本。
サクラサクラ
手袋の外し方にコツはありますか?
博士博士
片方の手袋の手首部分を外側からつまんで、裏返しながら脱ぐ。脱いだ手袋は手に握ったまま、もう片方は素手で手首側から指を入れて裏返しに脱ぎ、最初の手袋を包み込むように捨てるのじゃ。
サクラサクラ
ガウンの脱ぎ方も教えてください。
博士博士
首紐と腰紐を外し、肩から脱いで汚染面(外側)が内側になるように丸めて廃棄する。触れるのは内側(非汚染面)のみじゃ。
サクラサクラ
装着する順序は逆ですよね?
博士博士
そうじゃ。①手指衛生、②ガウン、③マスク、④ゴーグル、⑤手袋の順。手袋の袖口でガウン袖口を覆って皮膚露出を最小化する。
サクラサクラ
感染経路によってPPEは変わりますよね?
博士博士
その通り。標準予防策はすべての患者に、接触感染(MRSA・CDIなど)にはガウンと手袋追加、飛沫感染(インフルエンザ・百日咳)にはサージカルマスク、空気感染(結核・麻疹・水痘)にはN95マスクと陰圧室が必要じゃ。
サクラサクラ
COVID-19ではPPEの重要性が改めて注目されましたね。
博士博士
脱衣時の自己汚染が感染源として問題になり、二重手袋やバディシステム(ペア観察)を導入する施設が増えた。脱衣動作の一つ一つが感染管理の要じゃ。
サクラサクラ
N95マスクとサージカルマスクの違いは?
博士博士
サージカルマスクは飛沫を防ぐが、微小エアロゾル(5μm以下)は通す。N95は0.3μmの粒子を95%以上除去できる。装着時はフィットテストが必要じゃ。
サクラサクラ
看護師の動作一つで自分と患者の両方を守る、責任の重さを感じます。
博士博士
その自覚こそが感染管理の第一歩じゃよ。

POINT

PPEの脱衣順序『汚染の強いものから外す』の原則を問う問題。手袋→ガウン→ゴーグル・フェイスシールド→マスクの順を暗記する。

解答・解説

正解は1です

問題文:個人防護具の脱衣手順で最初に外すのはどれか。

解説:正解は 1 の手袋である。個人防護具(PPE: Personal Protective Equipment)の脱衣手順はCDCや日本環境感染学会のガイドラインに基づき『汚染度の高いものから順に外す』が原則である。標準的な順序は①手袋、②ガウン(エプロン)、③ゴーグル・フェイスシールド、④サージカルマスク(N95マスク)、最後に手指衛生である。手袋は患者や環境表面に直接触れるため最も汚染度が高く、最初に外すことで顔面や体幹への汚染拡大を防ぐ。マスクを最後に外すのは、飛沫感染リスクがある場合に顔面保護を最長で維持するためである。

選択肢考察

  1. 1.  手袋

    患者・環境との直接接触で最も汚染されるため最初に外す。外側が内側になるように裏返して脱ぎ、もう片方は素手で手首から外して手袋同士を包み込むように廃棄する。

  2. ×2.  ガウン

    手袋の次、2番目に外す。首紐と腰紐を外し、汚染面(外側)が内側になるように丸めて廃棄する。

  3. ×3.  サージカルマスク

    PPEの中で最後に外す。飛沫感染リスクからの顔面保護を最長で維持するため、部屋を退出後に外すのが安全。

  4. ×4.  フェイスシールド

    ゴーグル・フェイスシールドは手袋・ガウンの次に外す。ゴムバンドなど非汚染部分を持って外し、眼・鼻・口への接触を避ける。

装着順序は逆で、①手指衛生、②ガウン、③マスク、④ゴーグル・フェイスシールド、⑤手袋となる。ガウン→マスク→ゴーグル→手袋の順で身につけ、手袋の袖口でガウン袖口を覆うことで皮膚露出を最小化する。各PPEを外すたびに手指衛生を行うのがベストプラクティス。COVID-19流行以降、PPE脱衣時の自己汚染が感染源として問題視され、二重手袋、脱衣チェックリスト、ペア観察(バディ・システム)が導入された施設も多い。感染経路別予防策では、接触感染(CDI・MRSA・VRE)でガウンと手袋、飛沫感染(インフルエンザ・百日咳)でサージカルマスクを追加、空気感染(結核・麻疹・水痘)ではN95マスクと陰圧室が必要になる。

PPEの脱衣順序『汚染の強いものから外す』の原則を問う問題。手袋→ガウン→ゴーグル・フェイスシールド→マスクの順を暗記する。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。