基礎代謝量のピークはいつ?加齢と筋肉量の関係
看護師国家試験 第106回 午後 第8問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
基礎代謝量が最も多い時期はどれか。
- 1.青年期
- 2.壮年期
- 3.向老期
- 4.老年期
対話形式の解説
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サクラPOINT
ライフサイクル各期の基礎代謝の推移を問う必修問題。「総量ピーク=青年期、以降は加齢で低下」と押さえる。
解答・解説
正解は1です
問題文:基礎代謝量が最も多い時期はどれか。
解説:正解は 1 です。基礎代謝量(BMR)は安静・覚醒・空腹・適温環境下で生命維持に必要な最小エネルギー量で、体重あたりでは乳児期が最も高く、総量としては成長が完了し筋肉量が最大となる10代後半〜青年期(おおむね15〜30歳)でピークを迎えます。以降は加齢による骨格筋量の減少(サルコペニア)に伴い徐々に低下していきます。選択肢の中で最もBMRが高いのは「青年期」です。
選択肢考察
- ○1. 青年期
15〜30歳頃の青年期は筋肉量がピークに達し、BMR総量が生涯で最も多い。成長・発達のエネルギー需要も残っている。
- ×2. 壮年期
30〜60歳頃。青年期以降、基礎代謝は加齢とともに低下し、この時期には徐々に筋肉量減少と代謝低下が始まる。
- ×3. 向老期
60〜65歳頃の老年期に移行する時期。筋肉量減少と活動量低下でBMRはさらに低下。
- ×4. 老年期
65歳以降。サルコペニアの進行により基礎代謝は最も低くなる年代。エネルギー摂取過多で肥満・糖尿病リスクが上がる。
体重1kgあたりの基礎代謝基準値は乳児期が約60kcal/kg/日で最大で、加齢とともに低下する。一方、総量としては筋肉量が最大となる15〜30歳で最大となり、男性では成人期で平均約1,500kcal/日、女性で約1,100kcal/日程度。加齢による基礎代謝低下の主因は、骨格筋量の減少であり、運動習慣による筋肉維持がフレイル予防・糖尿病予防に直結する。女性は月経周期で基礎代謝が変動(黄体期で上昇)、妊娠中期以降や甲状腺機能亢進で上昇、甲状腺機能低下・低栄養・絶食で低下する点も臨床的に重要。
ライフサイクル各期の基礎代謝の推移を問う必修問題。「総量ピーク=青年期、以降は加齢で低下」と押さえる。
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