分娩機転を整理しよう
看護師国家試験 第107回 午後 第55問
国試問題にチャレンジ
正常な胎児の分娩機転について正しいのはどれか。
- 1.骨盤内嵌入時、胎児の背中は母体の背側にある。
- 2.胎児の前頭部が先進する。
- 3.胎児の顔は母体の背側を向いて娩出される。
- 4.肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
正常分娩では胎児は屈曲位で小泉門を先進させ、第2回旋で後頭部を母体前方に向けるため、顔は母体の背側を向いて娩出されます。
解答・解説
正解は3です
問題文:正常な胎児の分娩機転について正しいのはどれか。
解説:正解は3です。第1回旋で屈曲し小泉門を先進させ、第2回旋で後頭部を母体の腹側へ向けて娩出されるため、胎児の顔は母体の背側を向いた状態で会陰を通過します。
選択肢考察
- ×1. 骨盤内嵌入時、胎児の背中は母体の背側にある。
骨盤嵌入時、胎児の矢状縫合は骨盤入口横径にほぼ一致し、胎児の背中は母体の左右側方を向きます。背側にあるのは後方後頭位という異常回旋です。
- ×2. 胎児の前頭部が先進する。
正常分娩では頭部が強く屈曲し、小泉門(後頭部と頭頂の接合部)が先進部となります。前頭部が先進するのは前頭位で異常分娩です。
- ○3. 胎児の顔は母体の背側を向いて娩出される。
第2回旋により後頭部が恥骨結合側(母体腹側)に向くため、娩出時の胎児の顔は必ず母体の背側(肛門側)を向きます。
- ×4. 肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される。
児頭娩出後、肩甲横径は骨盤の前後径に一致するよう第4回旋を行い、片方ずつ肩が娩出されます。横径では肩が通過できません。
分娩の4回旋は、第1回旋で屈曲し小泉門先進、第2回旋で後頭部を母体前方へ、第3回旋で児頭が反屈して娩出、第4回旋で肩が縦向きになる流れです。『下降→屈曲→内回旋→反屈→外回旋』と覚えると実習で役立ちます。娩出時の顔の向きを『おしりを見て生まれる』と表現することもあります。
正常分娩では胎児は屈曲位で小泉門を先進させ、第2回旋で後頭部を母体前方に向けるため、顔は母体の背側を向いて娩出されます。
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