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エリクソン乳児期の課題は基本的信頼

看護師国家試験 第108午後8 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

108午後8

エリクソン, E. H.(Erikson, E. H.)の乳児期の心理・社会的発達段階で正しいのはどれか。

  1. 1.親密
  2. 2.同一性
  3. 3.自主性
  4. 4.基本的信頼

対話形式の解説

博士博士
今回はエリクソンの発達段階のうち、乳児期の課題を問う問題じゃ。
サクラサクラ
博士、エリクソンの8段階って覚えるの大変です。
博士博士
そうじゃな、まず乳児期の課題を押さえるのじゃ。正解は4の基本的信頼じゃぞ。
サクラサクラ
基本的信頼ってどういう意味ですか?
博士博士
乳児が泣くと養育者がミルクをくれたり、オムツを替えてくれたりする。この「助けてくれる」経験の積み重ねで、「世界は信頼できる」という感覚が育つのじゃ。
サクラサクラ
対になる否定的課題は?
博士博士
基本的不信じゃ。世話が不適切だと、世界への信頼が築けず不信感が優位になる。愛着形成の土台でもあるのじゃ。
サクラサクラ
他の選択肢はどの時期ですか?
博士博士
親密性は初期成人期、同一性は青年期、自主性は遊戯期じゃ。全部ごちゃ混ぜになりやすいから整理しよう。
サクラサクラ
青年期のアイデンティティは有名ですよね。
博士博士
そうじゃ、思春期に「自分とは何者か」を確立する課題じゃ。アイデンティティ拡散が対の否定的課題じゃぞ。
サクラサクラ
全部で8段階あるんですか?
博士博士
そうじゃ、乳児期・幼児前期(自律性)・遊戯期(自主性)・学童期(勤勉性)・青年期(同一性)・初期成人期(親密性)・成人期(世代性)・老年期(統合)の8段階じゃ。
サクラサクラ
各段階で得られる「徳」があるそうですね。
博士博士
よく知っておるのぉ。乳児期は「希望」、幼児前期は「意志」、老年期は「知恵」などじゃ。
サクラサクラ
看護との関わりは?
博士博士
小児看護では基本的信頼の形成を支える関わりが重要じゃ。アタッチメント形成や母子分離時の配慮につながるのじゃ。
サクラサクラ
語呂で覚えるコツはありますか?
博士博士
「乳信・幼自・遊主・学勤・青同・成親・壮世・老統」と頭文字で覚えると一気じゃぞ。

POINT

エリクソンの心理社会的発達段階における乳児期の課題(基本的信頼)を問う基本問題。

解答・解説

正解は4です

問題文:エリクソン, E. H.(Erikson, E. H.)の乳児期の心理・社会的発達段階で正しいのはどれか。

解説:正解は 4 です。エリクソンは人生を8段階に分けた心理社会的発達理論を提唱し、乳児期(0〜1歳)の発達課題を「基本的信頼 対 基本的不信」と定めました。乳児は空腹や不快で泣くと養育者が世話をしてくれる経験の積み重ねにより、「世界は信頼できる場所だ」という基本的信頼感を獲得します。これが生涯の対人関係や愛着形成の土台となります。

選択肢考察

  1. ×1.  親密

    親密(親密性 対 孤立)は初期成人期(20〜30代)の発達課題で、配偶者や親友との深い関係を築く時期の課題です。

  2. ×2.  同一性

    同一性(アイデンティティ 対 同一性拡散)は青年期(思春期)の発達課題で、「自分とは何者か」を確立する時期です。

  3. ×3.  自主性

    自主性(自主性 対 罪悪感)は遊戯期(幼児後期、3〜6歳)の発達課題で、能動的に活動する中で獲得されます。

  4. 4.  基本的信頼

    乳児期(0〜1歳)の発達課題で、養育者との関わりを通して世界への信頼感を獲得する段階です。

エリクソンの8段階は「乳児期:基本的信頼/幼児前期:自律性/幼児後期(遊戯期):自主性/学童期:勤勉性/青年期:同一性/初期成人期:親密性/成人期:世代性/老年期:統合」です。各段階で対になる否定的課題(不信・恥・罪悪感など)とのバランスを通して「徳(希望・意志・目的など)」を得るとされます。

エリクソンの心理社会的発達段階における乳児期の課題(基本的信頼)を問う基本問題。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。