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母の年齢階級別出生率を読み解こう

看護師国家試験 第108午前63

国試問題にチャレンジ

108午前63

日本における母の年齢階級別出生率の推移を図に示す。 図の矢印で示してある年齢階級はどれか。

問題画像
  1. 1.20〜24歳
  2. 2.25〜29歳
  3. 3.30〜34歳
  4. 4.35〜39歳

対話形式の解説

博士博士
今日は人口動態統計に関する問題じゃ。母の年齢階級別出生率の推移を示したグラフから、矢印の年齢階級を当てる問題じゃぞ。
サクラサクラ
博士、最近の日本では何歳で産む人が一番多いんですか?
博士博士
よい質問じゃ。現在の日本で最も出生率が高い年齢階級は「30〜34歳」なんじゃ。これが今回の正解、3番じゃ。
サクラサクラ
昔からそうだったんですか?
博士博士
いや、1990年代までは25〜29歳が最も高かったんじゃ。しかし晩婚化・晩産化が進み、2005年前後に30〜34歳が25〜29歳を追い抜いたんじゃ。
サクラサクラ
なぜ晩産化が進んだんでしょう?
博士博士
女性の進学率や就労率の上昇、ライフプランの多様化、結婚年齢の上昇などが背景にあるな。第一子出産時の母の平均年齢は2020年で30.7歳じゃ。
サクラサクラ
選択肢1の20〜24歳はどうですか?
博士博士
20〜24歳は4つの階級の中で最も低いんじゃ。かつては主要な出産年齢だったが、進学・就労の長期化で減少してきたんじゃ。
サクラサクラ
選択肢2の25〜29歳は?
博士博士
現在は2番目に高い出生率じゃ。依然として重要な出産年齢層であることに変わりはないぞ。
サクラサクラ
選択肢4の35〜39歳は?
博士博士
3番目に高く、近年は上昇傾向じゃ。高齢出産の増加を反映しておる。ただし30〜34歳には及ばん。
サクラサクラ
順位は覚えやすいですね。30〜34歳、25〜29歳、35〜39歳、20〜24歳の順ですね。
博士博士
その通りじゃ。この順位は数年では大きく変わらんから、押さえておくとよいぞ。
サクラサクラ
合計特殊出生率についても教えてください。
博士博士
合計特殊出生率は2005年に1.26で最低を記録し、その後やや回復したが、近年再び低下し2022年は1.26まで下がったんじゃ。
サクラサクラ
少子化は深刻な問題ですね。
博士博士
そうじゃ。母子保健統計では、年齢階級別出生率・合計特殊出生率・平均初婚年齢・第一子出産年齢をセットで覚えるとよいぞ。看護師国試ではこれらの数字感覚が問われることが多いぞ。

POINT

少子化・晩産化を背景とした母の年齢階級別出生率の傾向を把握できているかを問う問題です。

解答・解説

正解は3です

問題文:日本における母の年齢階級別出生率の推移を図に示す。 図の矢印で示してある年齢階級はどれか。

解説:正解は 3 です。厚生労働省「人口動態統計」によると、近年の日本では母の年齢階級別出生率は30〜34歳が最も高く、続いて25〜29歳、35〜39歳、20〜24歳の順となっており、晩婚化・晩産化を反映して30代前半がピークとなっています。

選択肢考察

  1. ×1.  20〜24歳

    20〜24歳の出生率は近年減少傾向で、4つの階級の中では最も低くなっています。かつては主要年齢層でしたが、進学・就労の長期化で晩産化が進みました。

  2. ×2.  25〜29歳

    25〜29歳は2番目に高い出生率です。かつて最も出生率が高い年齢でしたが、1990年代後半以降に30〜34歳に抜かれました。

  3. 3.  30〜34歳

    30〜34歳は現在の日本で最も出生率が高い年齢階級です。晩婚化・晩産化の進行で、2005年前後に25〜29歳を上回るようになりました。

  4. ×4.  35〜39歳

    35〜39歳は3番目に高い出生率で、近年は上昇傾向にあります。高齢出産の増加を反映していますが、30〜34歳には及びません。

日本の合計特殊出生率は2005年に1.26で最低を記録した後やや回復しましたが、近年再び低下傾向にあります。第一子出産時の母の平均年齢は2020年で30.7歳と、晩産化は続いています。母子保健統計では、年齢階級別出生率・合計特殊出生率・平均初婚年齢・第一子出産年齢などをセットで押さえておきましょう。

少子化・晩産化を背景とした母の年齢階級別出生率の傾向を把握できているかを問う問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。