清潔と不潔の境界線!無菌操作の基本ルール
看護師国家試験 第109回 午前 第18問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
滅菌物の取り扱いで正しいのはどれか。
- 1.鉗子の先端は水平より高く保つ。
- 2.鑷子の先端を閉じた状態で取り出す。
- 3.滅菌パックはハサミを用いて開封する。
- 4.滅菌包みは布の内側の端を手でつまんで開く。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
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サクラPOINT
滅菌物取り扱いの基本原則(鑷子の先端を閉じて取り出す・先端を下向きに保つ・ハサミを使わず手で開封・内側に触れない)を問う必修問題。
解答・解説
正解は2です
問題文:滅菌物の取り扱いで正しいのはどれか。
解説:正解は 2 です。鑷子(せっし)を滅菌パックや鑷子立てから取り出す際は、先端を閉じた状態で取り出すのが正解です。先端を開いて取り出すと、パック外装や周囲の不潔領域に先端が触れる可能性があり、清潔性が損なわれます。また鑷子や鉗子を持つ際は先端を水平より下向きに保ち、水分や汚染物が先端から柄(把持部)側に流れないようにします。滅菌物の取り扱いでは『清潔領域と不潔領域を厳密に区別する』『一度不潔になった物品は滅菌物として扱わない』『操作は視野内で行う』という無菌操作の三原則を徹底します。
選択肢考察
- ×1. 鉗子の先端は水平より高く保つ。
鉗子の先端は水平より下に向けて保つのが原則。先端を高く上げると、不潔な柄側の水分が重力で滅菌部位である先端に流れ落ち、汚染される危険がある。
- ○2. 鑷子の先端を閉じた状態で取り出す。
先端を閉じて取り出すことで、パック内壁や周囲の不潔領域に接触するリスクを最小化できる。取り出し後の清潔性を保つ基本動作である。
- ×3. 滅菌パックはハサミを用いて開封する。
ハサミ自体が滅菌されていないため、使用するとパック内の滅菌物を汚染する恐れがある。両手でパックの端をつまみ、外側にめくるように開封するのが正しい方法。
- ×4. 滅菌包みは布の内側の端を手でつまんで開く。
布の内側は滅菌された清潔領域であり、素手で触れると汚染される。必ず外側をつまんで開き、内側には触れないようにする。
無菌操作の基本原則は、①滅菌物は滅菌物としか接触させない、②清潔領域と不潔領域を視覚的に明確に区別する、③腰より高い位置で操作する、④視野内で操作する、⑤滅菌物の上を手や物が横切らない、など。鑷子立てから鑷子を取り出すときは先端を閉じ、2/3以上抜いた状態で持ち替える。滅菌手袋を装着する際は、装着した手で素手の部分に触れず、カフ部分のみ素手で触るなど細かなルールがある。医療関連感染予防のため、無菌操作の徹底は看護師の基本技術として極めて重要である。
滅菌物取り扱いの基本原則(鑷子の先端を閉じて取り出す・先端を下向きに保つ・ハサミを使わず手で開封・内側に触れない)を問う必修問題。
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