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学童期で最も多い異常は?

看護師国家試験 第110午前7 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

110午前7

平成30年( 2018年)の学校保健統計調査における学童期の異常被患率で最も高いのはどれか。

  1. 1.高血圧
  2. 2.摂食障害
  3. 3.心電図異常
  4. 4.むし歯(う歯)

対話形式の解説

博士博士
学生よ、小学生が学校健診で最も多く指摘される異常は何だと思うかのう?
サクラサクラ
視力が低下している子が多いイメージですが……。
博士博士
惜しいのう、学童期では『むし歯(う歯)』が第1位で、約45.3%なのじゃ。
サクラサクラ
ほぼ半数というのは多いですね。
博士博士
学童期は乳歯から永久歯への生え替わり時期で、口腔衛生が不十分だと虫歯が進みやすいのじゃ。
サクラサクラ
裸眼視力1.0未満の者は何位ですか?
博士博士
学童期では2位で約34.1%じゃ。中学・高校になると1位と2位が逆転してしまうぞ。
サクラサクラ
なぜ中高生では視力低下が1位になるのですか?
博士博士
学習時間の増加やスマートフォン使用時間の増大により近視が進行するためじゃ。
サクラサクラ
高血圧や心電図異常はどのくらいですか?
博士博士
小児の心臓の疾病・異常は被患率1%未満、心電図異常でも2〜4%と低頻度なのじゃ。
サクラサクラ
摂食障害はどうでしょう?
博士博士
『摂食障害』という項目はなく、『栄養状態』の項目でも1〜2%程度じゃよ。
サクラサクラ
う歯を減らすための対策はありますか?
博士博士
歯磨き指導、フッ化物洗口、定期的な歯科健診、砂糖摂取量の管理が重要じゃ。
サクラサクラ
家庭と学校の連携も大事ですね。
博士博士
そのとおりじゃ。学校歯科保健活動は看護職も関与する公衆衛生の要じゃよ。
サクラサクラ
順位の覚え方のコツはありますか?
博士博士
『小学生はむし歯、中学・高校は視力』とセットで覚えるのがよいぞい。

POINT

学校保健統計調査の結果から、学童期の主要な健康課題を把握しているかを問う必修問題です。

解答・解説

正解は4です

問題文:平成30年( 2018年)の学校保健統計調査における学童期の異常被患率で最も高いのはどれか。

解説:正解は4の『むし歯(う歯)』です。平成30年度の学校保健統計調査では、小学校(学童期)における疾病・異常の被患率でむし歯(う歯)が約45.3%と最も高い値を示し、次いで裸眼視力1.0未満の者が約34.1%、鼻・副鼻腔疾患が約13.0%と続きます。学童期は永久歯への生え替わり時期であり、口腔衛生習慣の定着が不十分だとう歯が進行しやすく、また砂糖摂取量や間食習慣の影響も受けやすいため高頻度で検出されます。学校歯科保健活動では、歯磨き指導、フッ化物洗口、定期的な歯科健診が重要な介入となります。

選択肢考察

  1. ×1.  高血圧

    学校保健統計調査に『高血圧』という独立項目はなく、心臓の疾病・異常でも被患率は1%未満で低頻度です。

  2. ×2.  摂食障害

    『摂食障害』という調査項目はなく、関連する『栄養状態』の項目でも被患率は1〜2%程度と低値にとどまります。

  3. ×3.  心電図異常

    心電図異常の被患率は約2〜4%で、う歯とは大きな差があります。学校心臓検診で把握される所見です。

  4. 4.  むし歯(う歯)

    学童期の被患率は約45.3%で、全項目中で最も高い数値を示します。口腔衛生の重要性を示す指標です。

中学校・高等学校では裸眼視力1.0未満の者がむし歯を上回って1位となります。学校段階によって順位が入れ替わる点も頻出テーマです。学童期のう歯は減少傾向にあるものの、依然として学校保健上の最重要課題であり、家庭・学校・歯科医療機関が連携した予防活動が進められています。

学校保健統計調査の結果から、学童期の主要な健康課題を把握しているかを問う必修問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。