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チーム医療の基本原則

看護師国家試験 第110回 午後 第10問 / 必修問題 / 看護の対象と活動の場

国試問題にチャレンジ

110回 午後 第10問

チーム医療で適切なのはどれか。

  1. 1.他施設との間で行うことはできない。
  2. 2.チームメンバー間で目標を共有する。
  3. 3.チームリーダーは看護師に固定する。
  4. 4.経験年数が同等の者でチームを構成する。

対話形式の解説

博士 博士

今日はチーム医療の基本を学ぶぞ。チーム医療で最も大切なことは何じゃと思うかのう?

アユム アユム

やはり情報共有でしょうか?

博士 博士

それも重要じゃが、情報共有の土台となるのが目標の共有じゃ。同じゴールに向かう必要があるのう。

アユム アユム

メンバー全員が同じ方向を向くことですね。

博士 博士

その通り、各職種が別々の目標を持っていてはバラバラになってしまうのじゃ。

アユム アユム

具体的なチームの例はありますか?

博士 博士

NST、緩和ケアチーム、感染対策チーム、褥瘡対策チーム、RRTなど多数あるぞ。

アユム アユム

リーダーは必ず医師ですか?

博士 博士

いや、患者の状態や問題によって柔軟に決まるのじゃ。看護師がリーダーを担うチームも多いぞ。

アユム アユム

看護師は調整役としての役割もありますよね。

博士 博士

その通り、コーディネーターとしてファシリテーション能力が求められるのじゃ。

アユム アユム

他施設との連携もチーム医療ですか?

博士 博士

もちろんじゃ。退院調整や在宅移行は施設を越えたチーム医療の典型じゃのう。

アユム アユム

地域包括ケアシステムですね。

博士 博士

その通り。現代医療はますます多施設・多機関の連携が重要になっておる。

アユム アユム

経験年数が違う人がいた方がいいですか?

博士 博士

うむ、多様な経験と視点が集まる方がチームの質は高まるのじゃ。

POINT

チーム医療ではメンバー間の目標共有が最も重要であり、選択肢2が正解です。多職種が専門性を発揮して患者中心の医療を提供するには、共通ゴールと情報共有が基盤となります。他施設連携は可能、リーダーは状況に応じて選定、経験年数の多様性も強みとなります。看護師はチーム医療のコーディネーター役を担う重要な職種であることを自覚しましょう。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:チーム医療で適切なのはどれか。

解説:正解は2の「チームメンバー間で目標を共有する。」です。チーム医療は多職種が協働して患者中心の医療を提供する取り組みであり、共通の目標設定と情報共有が最も重要な基盤となります。

選択肢考察

  1. × 1.  他施設との間で行うことはできない。

    退院調整や在宅移行など、他施設・他機関との連携は現代医療の不可欠な要素です。地域包括ケアシステムでは多施設間でのチーム医療が推進されています。

  2. 2.  チームメンバー間で目標を共有する。

    目標共有はチーム医療の基本原則です。同じゴールに向かって各職種が専門性を発揮することで、質の高い患者中心の医療が実現されます。

  3. × 3.  チームリーダーは看護師に固定する。

    リーダーは患者の状態や問題の性質によって柔軟に選定されるべきで、特定職種に固定するものではありません。適切な職種が状況に応じて主導します。

  4. × 4.  経験年数が同等の者でチームを構成する。

    多様な経験年数や職種で構成する方が、視点や知見が豊かになりチーム医療の質が高まります。経験値の多様性も重要な資源です。

チーム医療の基本要素は①目的・目標の共有、②情報の共有、③専門性の相互理解と尊重、④役割分担と連携、⑤コミュニケーションです。代表的な例として、NST(栄養サポートチーム)、緩和ケアチーム、感染対策チーム(ICT)、褥瘡対策チーム、RRT(院内迅速対応チーム)などがあります。看護師はコーディネーター役を担うことが多く、ファシリテーション能力が求められます。

チーム医療の基本原則、特に目標共有の重要性を理解しているかを問う問題です。多職種連携の本質的要素の理解が問われます。