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日本の家族はどう変わった?世帯構造の今

看護師国家試験 第111回 午前 第10問 / 必修問題 / 看護の対象と活動の場

国試問題にチャレンジ

111回 午前 第10問

令和元年(2019年)の国民生活基礎調査で次の世帯構造のうち最も少ないのはどれか。

  1. 1.単独世帯
  2. 2.三世代世帯
  3. 3.夫婦のみの世帯
  4. 4.夫婦と未婚の子のみの世帯

対話形式の解説

博士 博士

今日は国民生活基礎調査の世帯構造について整理しよう。6つの区分、覚えているかな?

アユム アユム

単独世帯、夫婦のみ、夫婦と未婚の子、ひとり親と未婚の子、三世代世帯、その他…でしょうか?

博士 博士

完璧だ。令和元年(2019年)調査で最も少ない世帯はどれだと思う?

アユム アユム

三世代世帯だと思います。最近あまり見かけないので。

博士 博士

正解。選択肢2の三世代世帯で、全体の約5.1%だ。

アユム アユム

他の選択肢の割合はどのくらいですか?

博士 博士

単独世帯が約28.8%で最多、夫婦と未婚の子のみが約28.4%、夫婦のみが約24.4%と続く。

アユム アユム

三世代世帯は昔はもっと多かったんですか?

博士 博士

昭和60年(1985年)には15.3%を占めていた。それが35年で5%にまで減少している。

アユム アユム

原因は何でしょう?

博士 博士

核家族化、都市部への人口集中、住宅事情、女性の社会進出などだね。特に若い世代は結婚後、親世代と別居するケースが増えた。

アユム アユム

一方で単独世帯は増えているんですよね?

博士 博士

そう、30年間でほぼ倍増している。特に高齢単独世帯の増加が顕著で、看護・介護の対象が『家族のいる高齢者』から『ひとり暮らし高齢者』へと変わりつつある。

アユム アユム

孤独死や社会的孤立の問題につながりますね…。

博士 博士

その通り。地域包括ケアシステムや民生委員、見守りサービスなど、地域全体で支える仕組みが重要になっている。

アユム アユム

核家族世帯って、どの範囲を指すんですか?

博士 博士

『夫婦のみ』『夫婦と未婚の子のみ』『ひとり親と未婚の子のみ』の3類型を指し、全体の約6割を占める。

アユム アユム

看護師国試でよく問われるポイントは?

博士 博士

①単独世帯が最多、②三世代世帯が最少、③平均世帯人員は約2.4人で減少傾向、④65歳以上のいる世帯が全世帯の約49%、このあたりがポイントだ。

アユム アユム

保健医療福祉の政策立案にも関わりそうですね。

博士 博士

その通り。世帯構造の変化は医療・介護・社会保障の設計に直結する。ぜひ数値の傾向と背景をセットで覚えておこう。

POINT

令和元年国民生活基礎調査で最も少ない世帯構造は三世代世帯(約5.1%)で、選択肢2が正解です。最多は単独世帯(約28.8%)、次いで夫婦と未婚の子のみ(約28.4%)、夫婦のみ(約24.4%)と続きます。核家族化と高齢単独世帯の増加が日本の家族変容を特徴づけ、地域包括ケアや在宅医療の対象も大きく変化しています。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:令和元年(2019年)の国民生活基礎調査で次の世帯構造のうち最も少ないのはどれか。

解説:正解は 2 です。国民生活基礎調査では世帯構造を①単独世帯、②夫婦のみの世帯、③夫婦と未婚の子のみの世帯、④ひとり親と未婚の子のみの世帯、⑤三世代世帯、⑥その他の世帯の6区分で集計します。令和元年(2019年)調査では、単独世帯が約1,490万世帯(全体の28.8%)と最多、次いで夫婦と未婚の子のみの世帯(28.4%)、夫婦のみの世帯(24.4%)、ひとり親と未婚の子(7.0%)、三世代世帯(5.1%)、その他(6.3%)の順でした。選択肢の4つの中で最も少ないのは『三世代世帯』です。三世代世帯は昭和60年には15.3%を占めていましたが、核家族化の進行に伴い減少し続け、令和元年には5.1%まで低下しました。一方、単独世帯は高齢単独世帯の増加により30年間で倍増しています。

選択肢考察

  1. × 1.  単独世帯

    単独世帯は全世帯の約28.8%で最多の世帯構造です。高齢単独世帯の増加が主因です。

  2. 2.  三世代世帯

    三世代世帯は全世帯の約5.1%で、選択肢の中で最も少ない世帯構造です。核家族化により減少が続いています。

  3. × 3.  夫婦のみの世帯

    夫婦のみの世帯は約24.4%で、高齢夫婦のみの世帯増加により単独世帯に次ぐ規模で推移しています。

  4. × 4.  夫婦と未婚の子のみの世帯

    夫婦と未婚の子のみの世帯は約28.4%で、単独世帯に次ぐ規模です。徐々に減少傾向にあります。

『夫婦のみ』『夫婦と未婚の子のみ』『ひとり親と未婚の子のみ』の3類型を合わせて『核家族世帯』と呼び、全体の約6割を占めます。高齢者のいる世帯では『単独』『夫婦のみ』が増加し、地域包括ケアや在宅医療の対象が変化している点を押さえましょう。

国民生活基礎調査における世帯構造の構成割合、特に核家族化と単独世帯増加・三世代世帯減少の傾向を理解しているかを問う問題です。