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ゴム製湯たんぽの適切な湯温

看護師国家試験 第105回 午後 第23問 / 必修問題 / 患者の安全・安楽を守る看護技術

国試問題にチャレンジ

105回 午後 第23問

ゴム製湯たんぽに入れる湯の温度で適切なのはどれか。

  1. 1.40℃程度
  2. 2.60℃程度
  3. 3.80℃程度
  4. 4.100℃程度

対話形式の解説

博士 博士

今回は温罨法の代表、湯たんぽの使い方じゃ。

サクラ サクラ

素材で温度が違うと聞きましたが、ゴム製はどのくらいですか?

博士 博士

ゴム製は約60℃、プラスチック製は70〜80℃、金属・陶器製は90〜100℃の熱湯が目安じゃ。

サクラ サクラ

今回の正解は2の60℃程度ですね。

博士 博士

その通りじゃ。1の40℃は冷めやすく温罨法にならん。3の80℃や4の100℃はゴムの耐熱を超え、変形や破裂の恐れがある。

サクラ サクラ

素材による違いはなぜあるんですか?

博士 博士

ゴムは熱で劣化しやすく、高温下では弾性を失って亀裂が入る。プラスチックは比較的耐熱性が高いが沸騰水までは不可じゃ。

サクラ サクラ

使用時の注意点を教えてください。

博士 博士

必ずタオルやカバーで包み、直接皮膚に触れないようにする。足元からは10cmほど離して配置するのが原則じゃ。

サクラ サクラ

低温熱傷の危険があるんですよね。

博士 博士

その通り。44℃でも6〜10時間接触すると低温熱傷を起こす。特に高齢者、糖尿病患者、麻痺や意識障害のある患者では知覚が鈍く気づきにくいため要注意じゃ。

サクラ サクラ

湯の量はどれくらい入れますか?

博士 博士

容量の2/3程度まで湯を入れ、空気を抜いてから栓をしっかり閉める。空気が多いと保温時間が短くなる。

サクラ サクラ

就寝前に入れておいて朝まで使っても大丈夫ですか?

博士 博士

長時間使用は低温熱傷のリスクが高いため推奨されん。就寝時は布団が温まったら取り出すのが安全じゃ。

POINT

ゴム製湯たんぽの湯温は60℃程度が適切です。プラスチック製は70〜80℃、金属製は90〜100℃が目安となります。タオルやカバーで包み、皮膚から距離をとり、長時間の同一部位接触を避けることで低温熱傷を予防します。高齢者や糖尿病患者では特に注意が必要です。正解は2です。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:ゴム製湯たんぽに入れる湯の温度で適切なのはどれか。

解説:正解は 2 です。湯たんぽは温罨法の代表的な道具で、末梢循環の促進、保温、疼痛緩和、リラクゼーション効果を目的として使用されます。素材によって耐熱温度と推奨湯温が異なり、ゴム製湯たんぽは約60℃、プラスチック製は約70〜80℃、金属(陶器)製は熱湯(90〜100℃)が目安とされています。ゴム製は熱で変形・劣化する恐れがあるため、60℃程度が最も適切です。

選択肢考察

  1. × 1.  40℃程度

    体温に近く、湯たんぽ使用中に冷めると保温効果が得られず温罨法として不十分です。

  2. 2.  60℃程度

    ゴム製湯たんぽの耐熱性に配慮した適切な温度です。安全性と温罨法効果を両立できます。

  3. × 3.  80℃程度

    ゴムの耐熱温度を超えるため変形や破損、低温熱傷のリスクがあります。プラスチック製の目安温度です。

  4. × 4.  100℃程度

    沸騰温度であり重度の熱傷リスクが高く、ゴム製には不適切です。金属製で使用されることがあります。

湯たんぽは直接皮膚に触れないようタオルやカバーで包み、足元から10cm以上離して配置します。長時間同一部位に当てると低温熱傷を起こすため、知覚低下のある高齢者・糖尿病患者・麻痺患者では特に注意が必要です。湯の量は容量の2/3程度まで入れ、空気を抜いて栓をしっかり閉めます。

素材別の湯たんぽ適温を問う必修問題。ゴム製は約60℃と覚えましょう。