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スタンダードプリコーションで手袋が要るのはどれ

看護師国家試験 第107回 午後 第19問 / 必修問題 / 患者の安全・安楽を守る看護技術

国試問題にチャレンジ

107回 午後 第19問

標準予防策< スタンダードプリコーション >において、創傷や感染のない患者への援助で使い捨て手袋が必要なのはどれか。

  1. 1.手浴
  2. 2.洗髪
  3. 3.口腔ケア
  4. 4.寝衣交換

対話形式の解説

博士 博士

今日は標準予防策の問題じゃ

サクラ サクラ

創傷も感染もない患者でも手袋が要る援助があるんですね

博士 博士

その通り。標準予防策の基本は何じゃ

サクラ サクラ

汗を除くすべての湿性生体物質を感染源とみなして対応することです

博士 博士

素晴らしい。血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚が対象じゃ

サクラ サクラ

じゃあ粘膜や体液に触れる可能性がある援助が該当しますね

博士 博士

よく考えておる。選択肢のうちどれが当てはまる

サクラ サクラ

口腔ケアは口腔粘膜に触れますし、唾液もあります

博士 博士

正解じゃ。だから使い捨て手袋は必須なのじゃ

サクラ サクラ

手浴や洗髪、寝衣交換は皮膚や衣類への接触だけですよね

博士 博士

うむ、健常な皮膚には原則手袋は不要じゃ。ただし汚染があれば別じゃが

サクラ サクラ

飛散が予想される場合はマスクやエプロンも追加するんですよね

博士 博士

その通り、個人防護具PPEの組み合わせが大切じゃ

サクラ サクラ

手指衛生もPPE以上に基本ですね

博士 博士

さよう。ケア前後の手洗いや手指消毒は感染対策の要じゃ

サクラ サクラ

標準予防策は1996年にCDCが提唱したんでしたね

博士 博士

よく勉強しておる。全ての患者に、全ての湿性物質を感染源と見なす発想が革新的じゃったのじゃ

POINT

標準予防策では汗を除く血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚を感染源とみなして対応します。創傷や感染のない患者でも、粘膜や湿性生体物質に触れる可能性のある援助では手袋が必要です。選択肢中で粘膜に直接触れる口腔ケアが該当し、手浴・洗髪・寝衣交換は健常皮膚への接触が中心で原則不要です。手袋は患者ごと・場面ごとに交換し、外した後は必ず手指衛生を実施することも忘れてはいけません。

解答・解説

正解は 3 です

問題文:標準予防策< スタンダードプリコーション >において、創傷や感染のない患者への援助で使い捨て手袋が必要なのはどれか。

解説:正解は 3 です。スタンダードプリコーションでは汗を除く血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚を感染源とみなします。口腔ケアは口腔粘膜に直接触れる可能性があり唾液などの湿性生体物質にも曝露するため、使い捨て手袋の着用が必要です。

選択肢考察

  1. × 1.  手浴

    健常な皮膚への接触のみであれば原則として手袋は不要です。ただし傷や感染徴候がある場合、または患者の皮膚に汚染が強い場合は着用します。

  2. × 2.  洗髪

    頭皮や毛髪への接触で、粘膜や体液曝露は基本的にありません。標準予防策の観点では手袋は必須ではなく、感染徴候のある頭皮病変がある場合のみ着用します。

  3. 3.  口腔ケア

    口腔粘膜への直接接触と唾液への曝露があり、標準予防策の対象となります。使い捨て手袋の着用が必要で、飛散が予想される場合はマスク・エプロンも追加します。

  4. × 4.  寝衣交換

    健常な皮膚や衣類への接触が中心で、湿性生体物質への曝露はありません。寝衣が汚染されている場合は例外で手袋を着用します。

標準予防策は1996年CDCが提唱した感染対策の基本で、『全ての患者に、全ての湿性生体物質を感染源とみなして対応する』ことが原則です。手指衛生(ケア前後の手洗い・手指消毒)、PPE(手袋・マスク・エプロン)、咳エチケット、安全な注射手技などが含まれます。

口腔ケアは粘膜接触+唾液曝露のため手袋必須。湿性生体物質に触れる可能性で判断する。