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薬の有害作用予防は過敏症確認から

看護師国家試験 第103回 午前 第19問 / 必修問題 / 薬物の作用と管理

国試問題にチャレンジ

103回 午前 第19問

薬物の有害な作用を予測するために収集する情報はどれか。

  1. 1.身長
  2. 2.過敏症の有無
  3. 3.1日水分摂取量
  4. 4.運動障害の有無

対話形式の解説

博士 博士

薬物の有害作用を予測するために必要な情報はどれかのう。

サクラ サクラ

過敏症の有無ですよね。アレルギーがあると危険ですから。

博士 博士

正解じゃ。薬物有害作用は副作用のうち生体に望ましくない反応を指す。

サクラ サクラ

中でもアレルギーは重篤になりますよね。

博士 博士

アナフィラキシーショックは致命的になることもあるからの。事前確認が最優先じゃ。

サクラ サクラ

同類薬の交差反応もあるんですか?

博士 博士

ある。例えばペニシリンアレルギーがあればセフェム系も注意が必要じゃ。

サクラ サクラ

身長は関係ないんですか?

博士 博士

体表面積の算出には使うが、有害作用の直接情報にはならん。

サクラ サクラ

水分摂取量は?

博士 博士

腎排泄薬の場合は関連するが、一般的な有害作用予測の必須情報ではないのう。

サクラ サクラ

運動障害は?

博士 博士

服薬管理や副作用評価には使えるが、事前予測の主要情報ではない。

サクラ サクラ

他に確認すべき情報はありますか?

博士 博士

肝・腎機能、併用薬、年齢、妊娠の有無、遺伝的素因も重要じゃ。

サクラ サクラ

サプリメントも確認しますか?

博士 博士

もちろん。健康食品との相互作用も問題になるからの。

サクラ サクラ

薬剤師との連携も大切ですね。

博士 博士

情報共有が安全管理の鍵じゃ。看護師の問診力が患者を守るんじゃよ。

POINT

薬物有害作用の予測には過敏症の有無の確認が最優先です。アレルギーは重篤な場合アナフィラキシーショックを起こすため、同類薬や交差反応のある薬剤の使用を避ける必要があります。肝・腎機能、併用薬、妊娠、サプリメントの使用なども併せて確認し、薬剤師と連携しながら安全管理を行うことが看護師の役割となります。

解答・解説

正解は 2 です

問題文:薬物の有害な作用を予測するために収集する情報はどれか。

解説:正解は 2 です。薬物有害作用とは、副作用のうち生体にとって望ましくない反応を指します。中でもアレルギー反応は重篤な場合アナフィラキシーショックを引き起こすため、過去の薬物過敏症の有無を事前に確認することが最優先となります。同類薬や交差反応のある薬剤の回避により、致命的な有害事象を未然に防ぐことができます。

選択肢考察

  1. × 1.  身長

    身長は体表面積の算出に用いることはありますが、有害作用予測の直接情報にはなりません。

  2. 2.  過敏症の有無

    アレルギーやアナフィラキシーを予防するため、薬物有害作用予測に最も重要な情報です。

  3. × 3.  1日水分摂取量

    薬剤によっては排泄に関連しますが、一般的な有害作用予測の必須情報ではありません。

  4. × 4.  運動障害の有無

    服薬管理や副作用評価には使えますが、有害作用の事前予測の主要情報ではありません。

薬物有害作用の予測には、過敏症歴のほか肝・腎機能、併用薬、年齢、妊娠の有無、遺伝的素因(CYP多型など)も重要です。投与前の問診ではアレルギー歴、家族歴、サプリメントや健康食品の使用も確認し、薬剤師との情報共有が安全管理の鍵となります。

薬物有害作用の予防のために最優先で収集すべき情報を理解しているかを問う問題です。