2065年の日本の将来推計人口を押さえよう
看護師国家試験 第111回 午後 第1問 / 必修問題 / 看護で活用する社会保障
国試問題にチャレンジ
平成29年(2017年)推計による日本の将来推計人口で令和47年(2065年)の将来推計人口に最も近いのはどれか。
- 1.6,800万人
- 2.8,800万人
- 3.1億 800万人
- 4.1億2,800万人
対話形式の解説
博士
今日は日本の将来推計人口について学ぶぞ。国立社会保障・人口問題研究所が平成29年に出した推計では、2065年には総人口が約8,800万人まで減ると見込まれておる。
サクラ
博士、現在は1億2千万人台ですよね。そんなに減ってしまうんですか。
博士
そうじゃ。2008年の1億2,808万人をピークに、日本はすでに人口減少局面に入っておる。2053年には1億人を割り、2065年には8,808万人になると推計されておる。
サクラ
選択肢1の6,800万人は違うんですか。
博士
それは2100年頃のさらに先の推計に近い数字じゃ。2065年の時点ではまだそこまで減らん。
サクラ
選択肢3の1億800万人はどうですか。
博士
それは2045年頃の推計値に相当する。今から20年ほど先の数字じゃな。
サクラ
選択肢4の1億2,800万人は、現在とほぼ同じですね。
博士
その通り、ピーク時の水準じゃ。2065年には大きく下回るので不適切じゃ。
サクラ
なぜこれほど減少するんですか。
博士
合計特殊出生率の低下と晩婚化・非婚化、そして高齢者の死亡数増加が同時に進むからじゃ。2065年の高齢化率は約38%になると予想されておる。
サクラ
社会保障への影響も大きそうですね。
博士
その通り。現役世代1.3人で高齢者1人を支える構造となり、医療・介護・年金制度の持続性が大きな課題になる。
サクラ
看護師としては、高齢者ケアや地域包括ケアの重要性がますます高まるわけですね。
博士
そうじゃ。数値として『2065年=約8,800万人』『高齢化率約38%』をセットで覚えておくと必修問題で得点できるぞ。
POINT
日本の総人口は2008年をピークに減少局面に入っており、平成29年推計では2065年に約8,808万人になるとされています。2053年に1億人を割り込み、高齢化率は約38%に達する見込みです。少子化・晩婚化・死亡数増が重なり、人口構造は大きく変化します。看護師として、地域包括ケアや高齢者医療の重要性を理解する基礎となる数値です。必修問題では数値そのものを問われるため、正確に記憶しましょう。
解答・解説
正解は 2 です
問題文:平成29年(2017年)推計による日本の将来推計人口で令和47年(2065年)の将来推計人口に最も近いのはどれか。
解説:正解は 2 です。国立社会保障・人口問題研究所が公表した「日本の将来推計人口(平成29年推計)」によると、日本の総人口は長期的な減少過程にあり、2053年には1億人を割り込み、2065年には約8,808万人になると見込まれています。出生率の低下と高齢者人口の増加という人口構造の変化が背景にあり、社会保障制度の持続性に大きな影響を及ぼす課題とされています。
選択肢考察
-
× 1. 6,800万人
2065年時点ではここまでの減少は推計されていません。この水準に到達するのは21世紀末以降と見込まれます。
-
○ 2. 8,800万人
平成29年推計で2065年の総人口は約8,808万人とされており、この数値に最も近いため正解です。
-
× 3. 1億 800万人
おおむね2045年(令和27年)前後の推計値にあたり、2065年の推計人口より多めの水準です。
-
× 4. 1億2,800万人
2010年前後のピーク付近の人口水準であり、将来推計では2065年にはかなり下回ります。
日本の人口は2008年の1億2,808万人をピークに減少に転じました。少子高齢化は先進国共通の課題ですが、日本は特に速度が速く、2065年には高齢化率が約38%に達すると推計されています。必修問題では「2065年=約8,800万人」「高齢化率約38%」という数値をセットで押さえると解きやすくなります。
国立社会保障・人口問題研究所の平成29年推計に基づく2065年の総人口の数値を知っているかを問う問題です。
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