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成人BLSの圧迫換気比

看護師国家試験 第107回 午後 第39問 / 基礎看護学 / 診療に伴う看護技術

国試問題にチャレンジ

107回 午後 第39問

成人に対する一次救命処置< BLS >において、胸骨圧迫と人工呼吸との回数比で正しいのはどれか。

  1. 1.20対1
  2. 2.20対2
  3. 3.30対1
  4. 4.30対2

対話形式の解説

博士 博士

一次救命処置の胸骨圧迫と人工呼吸の比率を覚えておるかのう?

サクラ サクラ

確か30対2ですよね

博士 博士

正解じゃ。成人では胸骨圧迫30回と人工呼吸2回が一サイクルじゃ

サクラ サクラ

小児や乳児でも同じですか?

博士 博士

1人で行うなら30対2、2人以上なら15対2に変わるんじゃ

サクラ サクラ

覚えておきます。圧迫のテンポはどのくらいでしょう?

博士 博士

1分間に100から120回じゃ。かなり速いテンポじゃよ

サクラ サクラ

深さは何センチくらいですか?

博士 博士

成人では約5センチ、ただし6センチを超えないようにするんじゃ

サクラ サクラ

胸骨圧迫の中断時間も短くするんですよね

博士 博士

その通り。中断は10秒以内にすることが推奨されておる

サクラ サクラ

AEDが到着したらどうすればよいですか?

博士 博士

電源を入れて電極パッドを貼り、解析の指示に従う。ショック後はすぐに胸骨圧迫を再開じゃ

サクラ サクラ

感染リスクがある場合は人工呼吸なしでもよいのですよね

博士 博士

その通り。Hands-only CPRといって胸骨圧迫のみで続けてよいんじゃ

サクラ サクラ

正解は4の30対2ですね

POINT

成人BLSにおける胸骨圧迫と人工呼吸の比率は30対2です。テンポは100〜120回/分、深さ約5cm、中断10秒以内が基本です。小児乳児では救助者の人数によって15対2に変わる点、Hands-only CPRが推奨される状況なども合わせて理解しておきましょう。数字と手順の正確な暗記が国試では重要です。

解答・解説

正解は 4 です

問題文:成人に対する一次救命処置< BLS >において、胸骨圧迫と人工呼吸との回数比で正しいのはどれか。

解説:正解は 4 です。成人に対するBLSでは、胸骨圧迫30回に対して人工呼吸2回、すなわち30対2の比率で胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返すことが国際ガイドライン(JRC蘇生ガイドライン2015以降)で定められています。

選択肢考察

  1. × 1.  20対1

    この比率は公式ガイドラインで採用されていません。

  2. × 2.  20対2

    こちらも公式ガイドラインの比率ではありません。

  3. × 3.  30対1

    胸骨圧迫30回は正しいですが、人工呼吸は2回です。

  4. 4.  30対2

    成人BLSでは30対2が国際基準です。胸骨圧迫は約100〜120回/分のテンポで、深さは約5cm(6cmを超えない)で行います。

BLSの流れ:反応確認→119番通報とAED依頼→呼吸確認→脈なし・呼吸なしと判断したら胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を反復→AED到着後は解析・指示に従いショック実施→胸骨圧迫再開。中断時間は10秒以内を目指し、圧迫の解除(リコイル)を確実に行うことも重要です。人工呼吸に自信がない、感染リスクなどの状況では胸骨圧迫のみのCPR(Hands-only CPR)も推奨されます。小児・乳児では救助者が1人なら30対2、2人以上なら15対2と異なる点にも注意しましょう。

成人BLSは「30対2」。100〜120回/分のテンポで約5cmの深さで胸骨圧迫を確実に行う。