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職場の予防活動を三段階で整理しよう

看護師国家試験 第104回 午後 第38問 / 健康支援と社会保障制度 / 健康と公衆衛生

国試問題にチャレンジ

104回 午後 第38問

職場における疾病予防の対策のうち三次予防はどれか。

  1. 1.健康教育の実施
  2. 2.人間ドックの受診勧奨
  3. 3.じん肺健康診断の実施
  4. 4.職場復帰後の適正配置

対話形式の解説

博士 博士

学生さん、予防医学の三段階を言えるかな?

アユム アユム

一次予防、二次予防、三次予防です。

博士 博士

ご名答。一次は発症前、二次は早期発見、三次は再発予防と社会復帰じゃ。

アユム アユム

健康教育はどこに入りますか?

博士 博士

一次予防の健康増進じゃ。生活習慣の改善を目的とする。

アユム アユム

人間ドックは?

博士 博士

無症状期のスクリーニングだから二次予防じゃ。

アユム アユム

じん肺健診も同じく二次予防ですね。

博士 博士

その通り。粉じん作業従事者の早期発見が目的じゃ。

アユム アユム

職場復帰後の適正配置は?

博士 博士

復帰後の再発防止と社会復帰支援じゃから三次予防になる。

アユム アユム

両立支援も三次予防に含まれますか?

博士 博士

含まれる。治療と仕事の両立を支援することは大切じゃ。

アユム アユム

リワークプログラムも三次予防ですね。

博士 博士

精神疾患からの復職支援として広がっとる。

アユム アユム

労働安全衛生法の定期健診はどこですか?

博士 博士

早期発見が目的じゃから二次予防じゃ。

アユム アユム

覚え方として『教育は一次、検診は二次、復帰は三次』でいいですか?

博士 博士

試験対策としては十分じゃ。さらに予防接種は一次予防の特異的予防ということも忘れずに。

POINT

予防医学は一次・二次・三次の三段階で整理され、職場復帰後の適正配置は三次予防に該当します。健康教育は一次予防、人間ドックやじん肺健診などのスクリーニングは二次予防に分類されます。看護師は産業看護や両立支援の場面でこの分類を活用し、対象者の段階に応じた介入を選択することが求められます。

解答・解説

正解は 4 です

問題文:職場における疾病予防の対策のうち三次予防はどれか。

解説:正解は 4 です。三次予防は既に発症した疾患からの回復段階で、再発防止、機能回復、社会復帰を目的とする対策を指します。職場復帰後の適正配置はリハビリテーション後の社会復帰支援に当たり、典型的な三次予防の活動です。

選択肢考察

  1. × 1.  健康教育の実施

    健康教育は疾病発生前の段階で生活習慣改善や知識普及を行う一次予防(健康増進)です。生活習慣病予防、禁煙指導、栄養教育などが該当します。

  2. × 2.  人間ドックの受診勧奨

    人間ドックは無症状期に疾病を早期発見する二次予防です。スクリーニングにより早期治療につなげ、重症化を防ぐ目的があります。

  3. × 3.  じん肺健康診断の実施

    じん肺健康診断はじん肺法に基づく特殊健康診断で、粉じん作業従事者の早期発見を目的とする二次予防です。発症前の所見も検出します。

  4. 4.  職場復帰後の適正配置

    復職後に業務内容や時間を調整して再発を防ぐ取り組みは三次予防です。リワークプログラム、産業医面談、両立支援なども含まれます。

予防医学の三段階は、一次予防(健康増進・特異的予防=予防接種、健康教育)、二次予防(早期発見・早期治療=健診、人間ドック)、三次予防(再発防止・機能回復・社会復帰=リハビリ、適正配置)です。職場では労働安全衛生法に基づく定期健康診断や特殊健康診断が二次予防、両立支援や復職支援が三次予防に位置付けられます。

職場における予防活動を一次・二次・三次予防の枠組みで分類できるかを問う問題です。