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生理的体重減少率の計算を確実に得点しよう

看護師国家試験 第107回 午後 第88問 / 母性看護学 / 早期新生児期の看護

国試問題にチャレンジ

107回 午後 第88問

出生体重3,200gの新生児。日齢3の体重は3,100gである。このときの体重減少率を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入すること。

  1. 1.2.8
  2. 2.2.9
  3. 3.3.0
  4. 4.3.1
  5. 5.3.2

対話形式の解説

博士 博士

今日は計算問題じゃ。生理的体重減少率の公式を覚えておるか。

アユム アユム

(出生時の体重−現在の体重)÷出生時の体重×100ですよね。

博士 博士

よし、それを使って計算してみようぞ。

アユム アユム

出生時3200g、日齢3で3100gですから、差は100gです。

博士 博士

では続きじゃ。

アユム アユム

100÷3200×100=3.125になります。

博士 博士

そうじゃな。問題では小数点以下第2位を四捨五入とあるが、どう処理する。

アユム アユム

3.125の小数第2位は2、第3位は5なので、第2位で四捨五入すると3.13ではなく…あれ、どうでしたっけ。

博士 博士

問題文は小数第2位を四捨五入せよじゃから、第2位以降を処理して第1位まで残すのじゃ。つまり3.125は3.1となる。

アユム アユム

なるほど、小数第1位まで残すんですね。答えは3.1で選択肢4です。

博士 博士

その通りじゃ。計算ミスと端数処理の勘違いに注意じゃぞ。

アユム アユム

生理的体重減少は通常10%以内に収まるんですよね。

博士 博士

その通り。日齢3〜5で最低値となり、日齢7〜10で出生時体重に戻る。

アユム アユム

10%を超えると何を疑うんですか。

博士 博士

哺乳不良や脱水じゃな。詳しい観察と支援が必要になる。

アユム アユム

計算だけでなく臨床的な意味も押さえておきます。

POINT

生理的体重減少率は(出生時体重−現在の体重)÷出生時体重×100で計算します。本問では(3200−3100)÷3200×100=3.125となり、小数点以下第2位を四捨五入して3.1%、選択肢4が正解です。生理的体重減少は10%以内で日齢3〜5に最低値となり、日齢7〜10で出生時体重へ戻ります。計算式と臨床基準をセットで覚えましょう。

解答・解説

正解は 4 です

問題文:出生体重3,200gの新生児。日齢3の体重は3,100gである。このときの体重減少率を求めよ。 ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入すること。

解説:正解は 4(3.1%)です。生理的体重減少率の公式は(出生時体重−現在の体重)÷出生時体重×100で求めます。本問では(3200−3100)÷3200×100=3.125%となり、小数点以下第2位を四捨五入して3.1%です。生理的体重減少は通常出生時体重の10%以内に収まり、日齢3〜5で最低体重となりその後回復します。

選択肢考察

  1. × 1.  2.8

    計算式に当てはめると3.125%となるため、2.8%にはなりません。分母を取り違えた場合に近い値となるので注意します。

  2. × 2.  2.9

    3.125%となるため該当しません。割り算の端数処理を誤らないよう、確実に計算しましょう。

  3. × 3.  3.0

    切り捨てではなく四捨五入です。3.125は小数第2位が2なのでそのまま残り、さらに第3位以降を処理して3.1となります。

  4. 4.  3.1

    (3200−3100)÷3200×100=3.125%。小数第2位を四捨五入すると3.1%となり、これが正解です。

  5. × 5.  3.2

    3.125を切り上げた場合の値で、四捨五入の結果とは一致しません。

生理的体重減少は、哺乳量が少ない時期に胎便・尿・不感蒸泄などで水分が失われることで生じます。通常は日齢3〜5で最低値となり日齢7〜10頃までに出生時体重へ回復します。10%を超える減少や回復の遅延は哺乳不良や脱水が疑われ、観察と支援が必要です。

生理的体重減少率=(出生時体重−現在の体重)÷出生時体重×100。通常は10%以内で、日齢3〜5で最低値となります。