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思春期に増えるホルモンは?二次性徴とアンドロゲン

看護師国家試験 第103午後5 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

103午後5

思春期に分泌が増加するホルモンはどれか。

  1. 1.グルカゴン
  2. 2.オキシトシン
  3. 3.カルシトニン
  4. 4.アンドロゲン

対話形式の解説

博士博士
思春期になると体つきが変わるよね。これを引き起こすホルモンは何だと思う?
サクラサクラ
性ホルモンですか?男性ホルモンとか女性ホルモンとか…
博士博士
その通り!特に男性ホルモン、つまりアンドロゲンが大きく関わっているんだ。
サクラサクラ
選択肢はグルカゴン、オキシトシン、カルシトニン、アンドロゲンですね。
博士博士
他のホルモンの働きも見てみよう。グルカゴンは何をするホルモン?
サクラサクラ
膵臓のα細胞から出て、血糖値を上げるホルモンです。
博士博士
正解!じゃあオキシトシンは?
サクラサクラ
子宮収縮や乳汁射出を促します。出産や授乳と関係しますね。
博士博士
いいね。カルシトニンは?
サクラサクラ
甲状腺のC細胞から分泌されて、血中カルシウムを下げます。
博士博士
どれも思春期とは無関係だね。だから残るのは4番のアンドロゲンだ。
サクラサクラ
アンドロゲンはどこから分泌されるんですか?
博士博士
男性では精巣のライディッヒ細胞、女性では卵巣と副腎皮質から少量分泌されているよ。
サクラサクラ
女性にもあるんですね。
博士博士
そう。陰毛発生や性欲に関係するんだ。思春期には視床下部—下垂体—性腺軸が活性化して、ゴナドトロピンが性腺を刺激し、性ホルモンが急増するんだよ。
サクラサクラ
二次性徴の評価方法はありますか?
博士博士
タナー段階で評価するよ。臨床でも使うから覚えておこう。
サクラサクラ
性ホルモンと二次性徴がつながりました!

POINT

思春期の二次性徴を引き起こす性ホルモン(アンドロゲン)を識別できるかを問う問題です。

解答・解説

正解は4です

問題文:思春期に分泌が増加するホルモンはどれか。

解説:正解は 4 です。アンドロゲンは男性ホルモンと総称される性ステロイドで、テストステロンが代表です。男性では精巣のライディッヒ細胞、女性では卵巣や副腎皮質から分泌されます。思春期になると視床下部—下垂体—性腺軸(HPG軸)が活性化し、ゴナドトロピンに刺激されてアンドロゲン分泌が急増、二次性徴の発現や生殖機能の成熟をもたらします。

選択肢考察

  1. ×1.  グルカゴン

    膵臓ランゲルハンス島α細胞から分泌され、血糖を上昇させるホルモンです。思春期と特に関連しません。

  2. ×2.  オキシトシン

    視床下部で産生され下垂体後葉から分泌されるホルモンで、子宮収縮や乳汁射出を促します。思春期に増加するわけではありません。

  3. ×3.  カルシトニン

    甲状腺C細胞から分泌され、血中カルシウム濃度を低下させるホルモンです。思春期との関連は乏しいです。

  4. 4.  アンドロゲン

    正解です。思春期に分泌が急増し、二次性徴(陰毛・腋毛発生、声変わり、筋肉量増加など)を促します。

女性でも副腎皮質や卵巣からアンドロゲンは分泌され、陰毛発生や性欲に関与します。思春期にはアンドロゲンに加えてエストロゲン・プロゲステロンも増加します。タナー段階(Tanner stage)で二次性徴の進行度を評価することが臨床で重要です。

思春期の二次性徴を引き起こす性ホルモン(アンドロゲン)を識別できるかを問う問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。