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幼児の生活習慣マイルストーン完全攻略 〜「いつできる?」を年齢で覚える〜

看護師国家試験 第115午前61

国試問題にチャレンジ

115午前61

標準的な幼児の基本的生活習慣についての組合せで正しいのはどれか。

  1. 1.2歳 ───── 1人で洗顔ができる。
  2. 2.3歳 ───── 排便後の後始末ができる。
  3. 3.4歳 ───── 昼寝を1日2回する。
  4. 4.5歳 ───── 1人で衣類を着ることができる。

対話形式の解説

博士博士
今日は幼児の基本的生活習慣について学ぶぞ。看護師国家試験では「何歳で何ができるか」を組み合わせで問う形式が定番じゃ。
サクラサクラ
基本的生活習慣って、具体的にはどんなことが含まれるんですか?
博士博士
良い質問じゃ。基本的生活習慣とは「食事・排泄・睡眠・清潔・着脱衣」の5つを指す。これらが自立していくことを身辺自立と呼び、幼児期の発達評価の柱になるのじゃよ。
サクラサクラ
なるほど。エリクソンの発達段階だと、ちょうど自律性や自主性を獲得する時期と重なりますね。
博士博士
その通り!1〜3歳は「自律性 対 恥・疑惑」、3〜6歳は「自主性 対 罪悪感」。自分でやりたい気持ちを尊重しつつ、できた喜びを積み重ねることが大切じゃ。
サクラサクラ
今回の問題は「2歳で洗顔」「3歳で排便後の後始末」「4歳で昼寝2回」「5歳で1人で衣類を着る」のどれが正しいかですね。
博士博士
選択肢を1つずつ見ていこう。まず2歳で1人で洗顔は早すぎる。洗顔の自立は4〜5歳以降が標準じゃ。2歳ではタオルで顔を拭く動作を真似する程度じゃな。
サクラサクラ
じゃあ3歳の排便後の後始末はどうですか?トイレットトレーニングが終わる時期ですよね。
博士博士
排尿・排便そのものの自立は2〜3歳で進むが、トイレットペーパーで肛門部をきちんと拭く動作は手指の巧緻性と確認動作が必要で、自立は5〜6歳頃なのじゃ。3歳ではまだ介助が必要じゃよ。
サクラサクラ
4歳で昼寝を1日2回というのは…明らかに少なすぎる気がします。
博士博士
その感覚は正しい。昼寝は乳児期に1日2〜3回、1歳半頃に1回、3歳頃にはしない子も増える。4歳でも1日2回というのはむしろ退行的じゃな。
サクラサクラ
ということは、残る「5歳で1人で衣類を着ることができる」が正解ですね。
博士博士
その通り!5歳頃には手指の巧緻性が発達し、ボタンかけやファスナー操作も含めて衣類の着脱がほぼ自立する。就学前の身辺自立の完成期と考えるとよいぞ。
サクラサクラ
食事の自立も似たような流れですか?
博士博士
うむ。スプーンは1歳半、コップ飲みは2歳、箸の使用開始は3歳、箸が安定するのは4〜5歳というのが目安じゃ。国試では食事・排泄・着脱衣の年齢が頻出だから整理しておくとよい。
サクラサクラ
個人差もあると思いますが、看護師としてはどう関わればよいですか?
博士博士
発達には幅があるから、極端な遅れがなければ焦らせず見守る姿勢が大切じゃ。3歳児健診や5歳児健診で身辺自立を評価し、必要なら療育につなぐ視点を持つのじゃよ。

POINT

幼児期における基本的生活習慣(食事・排泄・睡眠・清潔・着脱衣)の自立時期の目安を年齢と照らし合わせて判断する問題。各動作が「いつ頃」できるようになるかの標準的なマイルストーンを正確に押さえているかが問われます。

解答・解説

正解は4です

問題文:標準的な幼児の基本的生活習慣についての組合せで正しいのはどれか。

解説:正解は 4 です。幼児期は基本的生活習慣(食事・排泄・睡眠・清潔・衣服の着脱)が獲得されていく重要な時期で、エリクソンの発達段階では「自律性 対 恥・疑惑(1〜3歳)」「自主性 対 罪悪感(3〜6歳)」にあたります。衣服の着脱は2〜3歳でボタン以外の簡単な脱衣ができ始め、4歳頃には前後を意識した着衣、5歳頃には1人で衣類を着脱できるようになるのが標準です。ボタンかけやファスナーも5歳前後にはおおむね自立し、登園・登校に向けた身辺自立が完成に近づきます。

選択肢考察

  1. ×1.  2歳 ───── 1人で洗顔ができる。

    2歳はまだ手指の巧緻性や顔への水のかけ方が未熟で、洗顔を自立して行うのは困難です。洗顔を1人で実施できるようになるのは一般に4〜5歳以降で、2歳ではタオルで顔を拭く動作の模倣段階にとどまります。

  2. ×2.  3歳 ───── 排便後の後始末ができる。

    3歳ではトイレットトレーニングが完了し排尿・排便の自立は進みますが、トイレットペーパーで陰部・肛門部を適切に拭き取る動作は手指の巧緻性と確認動作が必要で難易度が高く、後始末まで1人で完結できるのはおおむね5〜6歳以降です。

  3. ×3.  4歳 ───── 昼寝を1日2回する。

    昼寝の回数は成長とともに減少し、乳児期前半は1日2〜3回、1歳半頃に1回となり、3歳頃には昼寝をしない子も増えてきます。4歳では昼寝がほぼなくなるか、あっても1日1回程度であり、1日2回の昼寝は不自然です。

  4. 4.  5歳 ───── 1人で衣類を着ることができる。

    5歳児は手指の巧緻性が発達し、上着・ズボン・靴下などの着脱を1人で行えるのが標準的です。ボタンかけやファスナーの操作もこの頃に習得され、就学準備として身辺自立がほぼ完成する時期にあたります。

基本的生活習慣の自立年齢の目安として、食事は1歳半でスプーン使用、2歳でコップ飲み、3歳で箸の使用開始、4〜5歳で箸が安定。排泄は2〜3歳で日中のトイレ自立、4〜5歳で夜間も自立、後始末は5〜6歳。睡眠は1歳半で昼寝1回、3〜4歳で昼寝消失。清潔は3歳で歯磨きの模倣、4〜5歳で手洗い・うがいの自立、5歳で洗顔自立。着脱衣は2歳で脱衣、3歳で簡単な着衣、4歳で前後の区別、5歳でボタン・ファスナーを含めほぼ自立。これらは「身辺自立」と総称され、3歳児健診や5歳児健診で評価項目となります。発達には個人差があるため、極端な遅れがなければ焦らせず見守る姿勢も重要です。

幼児期における基本的生活習慣(食事・排泄・睡眠・清潔・着脱衣)の自立時期の目安を年齢と照らし合わせて判断する問題。各動作が「いつ頃」できるようになるかの標準的なマイルストーンを正確に押さえているかが問われます。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。