DNA・転写・翻訳、セントラルドグマを攻略
看護師国家試験 第103回 午後 第27問
国試問題にチャレンジ
遺伝子について正しいのはどれか。
- 1.DNAは体細胞分裂の前に複製される。
- 2.DNAは1本のポリヌクレオチド鎖である。
- 3.DNAの遺伝子情報からmRNAが作られることを翻訳という。
- 4.RNAの塩基配列に基づきアミノ酸がつながることを転写という。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
細胞周期におけるDNA複製のタイミング、DNAの構造、転写と翻訳の用語を正確に理解しているかを問う問題です。
解答・解説
正解は1です
問題文:遺伝子について正しいのはどれか。
解説:正解は1です。DNAは細胞分裂に先立って正確に複製され、新たな2つの娘細胞へ均等に分配されます。体細胞分裂では細胞周期の間期のうちS期にDNAの複製が行われ、この時点でDNA量は2倍になります。DNAは2本のポリヌクレオチド鎖からなる二重らせん構造で、DNAからmRNAへの情報の写し取りを「転写」、mRNAの塩基配列に基づきアミノ酸からタンパク質を合成する過程を「翻訳」と呼びます。
選択肢考察
- ○1. DNAは体細胞分裂の前に複製される。
細胞周期の間期にあるS期でDNAは複製され、量が2倍になります。これにより分裂後の娘細胞にも同じ遺伝情報が均等に分配されます。
- ×2. DNAは1本のポリヌクレオチド鎖である。
DNAは2本のポリヌクレオチド鎖が相補的に結合し、右巻きの二重らせん構造を形成しています。1本鎖はRNAの構造です。
- ×3. DNAの遺伝子情報からmRNAが作られることを翻訳という。
DNAからmRNAが作られる過程は「転写」です。「翻訳」はmRNAの塩基配列に基づきタンパク質が合成される過程を指します。
- ×4. RNAの塩基配列に基づきアミノ酸がつながることを転写という。
RNAの塩基配列に基づいてアミノ酸が連結しタンパク質ができる過程は「翻訳」です。「転写」はDNAからmRNAへの情報の写し取りを指します。
細胞周期は分裂期(M期)と間期(G1・S・G2期)からなり、S期でDNAが複製されます。遺伝情報の流れ「DNA→mRNA→タンパク質」はセントラルドグマと呼ばれ、転写と翻訳の2段階で構成されます。覚え方は「DNA(で)転写、(で)翻訳」と順序で押さえます。
細胞周期におけるDNA複製のタイミング、DNAの構造、転写と翻訳の用語を正確に理解しているかを問う問題です。
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