加齢による視覚変化と原因をペアで覚えよう
看護師国家試験 第103回 午後 第55問
国試問題にチャレンジ
加齢による視覚の変化とその原因の組合せで正しいのはどれか。
- 1.老視 ――――――――― 毛様体筋の萎縮
- 2.色覚異常 ――――――― 眼圧の亢進
- 3.視野狭窄 ――――――― 散瞳反応時間の延長
- 4.明暗順応の低下 ―――― 水晶体の硬化
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
加齢による眼の変化と原因機序の正しい組み合わせを問う問題です。老視は毛様体筋萎縮+水晶体弾力低下、白内障は水晶体混濁、緑内障は眼圧上昇+視野狭窄と整理して覚えます。
解答・解説
正解は1です
問題文:加齢による視覚の変化とその原因の組合せで正しいのはどれか。
解説:正解は 1 です。視覚の調節機構は毛様体筋の収縮・弛緩により水晶体の厚みを変化させて行われます。加齢により毛様体筋が萎縮し、さらに水晶体自体の弾力性が低下するため、近くを見る際に水晶体を厚くできず近見時のピント調節ができなくなる状態が老視(老眼)です。一般的に40歳代から自覚症状が現れ、60歳代でほぼ全員に起こります。他の選択肢の組み合わせはいずれも原因疾患や加齢変化の機序が誤っています。
選択肢考察
- ○1. 老視 ――――――――― 毛様体筋の萎縮
老視は毛様体筋の萎縮と水晶体の弾力性低下により近見調節力が低下する加齢現象で、組み合わせとして正しいです。
- ×2. 色覚異常 ――――――― 眼圧の亢進
眼圧亢進は緑内障の原因であり色覚異常の直接原因ではありません。加齢による色覚異常は水晶体の黄変化や錐体細胞の機能低下によるものです。
- ×3. 視野狭窄 ――――――― 散瞳反応時間の延長
加齢による視野狭窄は緑内障や網膜色素変性症、眼瞼下垂などが原因で、散瞳反応時間の延長は瞳孔括約筋の機能変化によるもので別の現象です。
- ×4. 明暗順応の低下 ―――― 水晶体の硬化
明暗順応の低下は網膜の桿体細胞・錐体細胞の機能低下や視物質ロドプシンの再生遅延が原因です。水晶体硬化は老視の原因です。
高齢者の視覚変化には老視のほか、白内障(水晶体混濁)、加齢黄斑変性(黄斑部の障害で中心視野欠損)、緑内障(眼圧上昇による視神経障害で視野狭窄)、糖尿病網膜症などが代表的です。看護では明るい照明、コントラストの強調、文字の拡大、転倒予防のための環境整備などが重要となります。
加齢による眼の変化と原因機序の正しい組み合わせを問う問題です。老視は毛様体筋萎縮+水晶体弾力低下、白内障は水晶体混濁、緑内障は眼圧上昇+視野狭窄と整理して覚えます。
「加齢に伴う生理機能変化」の関連問題
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