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精神科デイケアは何のため?社会復帰へのリハビリ

看護師国家試験 第103午前70

国試問題にチャレンジ

103午前70

精神科デイケアの目的はどれか。

  1. 1.陽性症状を鎮静化する。
  2. 2.社会生活機能を回復する。
  3. 3.家族の疾病理解を深める。
  4. 4.単身で生活できるようにする。

対話形式の解説

博士博士
今日は精神科デイケアの目的を確認しよう。デイケアがどんな場所か知っているかな?
サクラサクラ
精神疾患の方が日中通所して集団活動などのプログラムを受ける場所ですよね。
博士博士
その通り。1日6時間の通所プログラムで、退院後の社会復帰を支援するリハビリテーションだ。
サクラサクラ
どんなプログラムがあるんですか?
博士博士
SST、作業療法、レクリエーション、ミーティング、就労準備トレーニングなどがあるよ。
サクラサクラ
選択肢を見ていきます。1の『陽性症状を鎮静化する』はどうですか?
博士博士
幻覚・妄想などの陽性症状の鎮静化は抗精神病薬の役割だ。陽性症状が活発な時はそもそも集団活動に参加できないからね。
サクラサクラ
選択肢2の『社会生活機能を回復する』が正解ですね。
博士博士
その通り。これがデイケアの主目的で、対人技能や生活技能を回復させ社会復帰を目指すんだ。
サクラサクラ
選択肢3の『家族の疾病理解を深める』は?
博士博士
それは心理教育や家族教室の目的で、デイケアは本人対象のリハビリだから違う。
サクラサクラ
選択肢4の『単身で生活できるようにする』はどうでしょう?
博士博士
自立支援は効果の一部だけど、単身生活が必須ではない。本人の希望や状況に応じた多様な生活形態が想定されるよ。
サクラサクラ
デイケアにはどんな類型がありますか?
博士博士
ショートケア3時間、デイケア6時間、ナイトケア、デイ・ナイトケア10時間と通所時間で分類されているね。
サクラサクラ
どんな職種が関わるんですか?
博士博士
医師、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、臨床心理士などの多職種チームが連携しているよ。
サクラサクラ
他のサービスとも組み合わせるんですね。
博士博士
そう、訪問看護や就労支援、地域生活支援センターと連携した包括的支援が大事だ。

POINT

精神科デイケアの目的(社会生活機能の回復・社会復帰)を問う基本問題です。

解答・解説

正解は2です

問題文:精神科デイケアの目的はどれか。

解説:正解は 2 です。精神科デイケアは、精神疾患により社会生活機能が低下した人を対象に、日中通所して集団活動・作業療法・SST(社会生活技能訓練)などのプログラムを実施し、社会生活機能の回復と社会復帰(就労・復職・就学)を目指すリハビリテーションです。退院後の地域生活支援と再発予防の役割も担います。

選択肢考察

  1. ×1.  陽性症状を鎮静化する。

    幻覚・妄想などの陽性症状の鎮静化は薬物療法(抗精神病薬)が中心であり、デイケアの目的ではありません。陽性症状が活発な状態では集団活動への参加自体が困難です。

  2. 2.  社会生活機能を回復する。

    デイケアの主目的です。SST・作業療法・レクリエーション・ミーティングなどを通じて対人技能や生活技能を習得し、社会復帰を目指します。

  3. ×3.  家族の疾病理解を深める。

    家族への疾病理解は心理教育や家族教室の目的で、デイケアの主目的ではありません。デイケアは本人を対象としたリハビリテーションです。

  4. ×4.  単身で生活できるようにする。

    自立支援はデイケアの効果の一部ですが、単身生活が必須目的ではありません。本人の希望や状況に応じた多様な生活形態が想定されます。

精神科デイケアは1日6時間の通所プログラムで、精神保健福祉法および診療報酬で位置づけられています。類型には、ショートケア(3時間)、デイケア(6時間)、ナイトケア(夕方〜夜)、デイ・ナイトケア(10時間)があります。多職種チーム(医師・看護師・PSW・OT・臨床心理士)が連携し、就労支援・地域生活支援センター・訪問看護などと組み合わせて包括的支援を行います。

精神科デイケアの目的(社会生活機能の回復・社会復帰)を問う基本問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。