WHOはICDを決める 国際保健の機関をスッキリ整理
看護師国家試験 第106回 午後 第62問
国試問題にチャレンジ
国際保健に関する機関について正しいのはどれか。
- 1.国際協力機構〈JICA〉は国境なき医師団の派遣を行う。
- 2.国連開発計画〈UNDP〉は労働者の健康保護の勧告を行う。
- 3.世界保健機関〈WHO〉は国際疾病分類〈ICD〉を定めている。
- 4.赤十字国際委員会〈ICRC〉は国際連合〈UN〉の機関の1つである。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
博士
サクラ
博士POINT
国際機関の役割と位置づけを問う基本問題。WHOがICDを定めていること、ICRCやMSFが国連機関ではないことが頻出。
解答・解説
正解は3です
問題文:国際保健に関する機関について正しいのはどれか。
解説:正解は 3 です。世界保健機関(WHO:World Health Organization)は1948年に設立された国連の専門機関で、『すべての人々が可能な最高の健康水準に到達すること』を目的としている。保健統計、感染症対策、国際保健基準の策定などを担い、その代表的な成果物の一つが国際疾病分類(ICD:International Classification of Diseases)である。ICDは疾病・傷害・死因を統一基準で分類するための国際共通ルールで、現在は第11版(ICD-11)が2022年に発効している。
選択肢考察
- ×1. 国際協力機構〈JICA〉は国境なき医師団の派遣を行う。
JICAは日本の政府開発援助(ODA)を一元的に実施する独立行政法人で、青年海外協力隊の派遣や技術協力、有償・無償資金協力を行う。国境なき医師団(MSF)はフランス発祥の独立した国際NGOであり、JICAとは別組織である。
- ×2. 国連開発計画〈UNDP〉は労働者の健康保護の勧告を行う。
UNDPは貧困削減、ガバナンス、環境・エネルギー、災害復興など持続可能な開発を支援する国連機関。労働者の健康保護に関する国際基準の勧告はILO(国際労働機関)が担う。
- ○3. 世界保健機関〈WHO〉は国際疾病分類〈ICD〉を定めている。
正しい。ICDはWHOが策定・改訂する疾病分類で、世界中の医療統計、診断、保険請求などで用いられる。最新版はICD-11。
- ×4. 赤十字国際委員会〈ICRC〉は国際連合〈UN〉の機関の1つである。
ICRCはスイス・ジュネーブに本部を置く独立した民間の国際人道機関で、国連の機関ではない。ジュネーブ諸条約に基づき武力紛争下の人道活動(捕虜訪問、行方不明者の追跡、国際人道法の普及など)を担う。
国際保健に関わる主な機関の整理:WHO(保健)/UNICEF(子ども)/UNFPA(人口・リプロダクティブヘルス)/UNAIDS(HIV/AIDS)/ILO(労働)/UNDP(開発)/UNHCR(難民)/FAO(食糧農業)。非国連系ではICRC(人道支援、独立)、MSF(医療NGO)、JICA(日本のODA実施機関)など。『どの機関が何を担うか』を整理して覚えるのが国試対策の近道。
国際機関の役割と位置づけを問う基本問題。WHOがICDを定めていること、ICRCやMSFが国連機関ではないことが頻出。
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