フェンタニルは金庫の中へ!麻薬管理の法律を完全マスター
看護師国家試験 第107回 午前 第17問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
他の医薬品と区別して貯蔵し、鍵をかけた堅固な設備内に保管することが法律で定められているのはどれか。
- 1.ヘパリン
- 2.インスリン
- 3.リドカイン
- 4.フェンタニル
対話形式の解説
博士
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サクラPOINT
麻薬の保管方法に関する法的規制を問う必修問題。医薬品の保管区分(麻薬・向精神薬・毒薬・劇薬)の違いを整理できているか。
解答・解説
正解は4です
問題文:他の医薬品と区別して貯蔵し、鍵をかけた堅固な設備内に保管することが法律で定められているのはどれか。
解説:正解は 4 です。フェンタニルは強オピオイド鎮痛薬の代表で、麻薬及び向精神薬取締法により「麻薬」として指定されている。麻薬は同法第34条の規定に基づき、①他の医薬品と区別して貯蔵、②鍵をかけた堅固な設備(重量のある金属製金庫など、容易に持ち運びできないもの)内に保管、③麻薬管理者による厳重な出納管理、が義務付けられている。使用残や空アンプルも施錠保管し廃棄方法も法律で決まっている。紛失や盗難時には都道府県知事への届出が必要。
選択肢考察
- ×1. ヘパリン
ヘパリンは抗凝固薬で、血栓形成予防や透析時の抗凝固に用いる。麻薬には該当せず、通常の医薬品と同様に保管すればよい。
- ×2. インスリン
インスリンは糖尿病治療薬。冷所(2〜8℃、未開封時)保管が必要だが、施錠保管は法律上義務づけられていない。
- ×3. リドカイン
リドカインは局所麻酔薬(アミド型)。劇薬に指定されており、他の医薬品と区別して貯蔵する必要はあるが、鍵をかけた堅固な設備内保管までは求められていない。
- ○4. フェンタニル
正解。医療用麻薬であり、麻薬及び向精神薬取締法に基づき施錠できる堅固な金庫で厳重に保管する必要がある。
医薬品の保管区分:①麻薬(モルヒネ、フェンタニル、オキシコドンなど)→ 鍵のかかる堅固な金庫、麻薬以外の医薬品と区別。②向精神薬→ 鍵のかかる設備(ただし病院は原則必要、薬剤師常駐等で例外あり)。③毒薬→ 鍵のかかる場所、他の医薬品と区別、黒地に白枠白字表示。④劇薬→ 他の医薬品と区別(施錠までは不要)、白地に赤枠赤字表示。⑤覚せい剤→ 鍵のかかる堅固な場所。麻薬管理者は医師・歯科医師・獣医師・薬剤師の資格が必要。
麻薬の保管方法に関する法的規制を問う必修問題。医薬品の保管区分(麻薬・向精神薬・毒薬・劇薬)の違いを整理できているか。
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