妊娠成立までのタイムラインを丁寧に追おう
看護師国家試験 第107回 午後 第86問
国試問題にチャレンジ
妊娠の成立の機序で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1.原始卵胞から卵子が排出される。
- 2.排卵後の卵子は卵管采によって卵管に取り込まれる。
- 3.受精は精子と卵子との融合である。
- 4.受精卵は子宮内で2細胞期になる。
- 5.着床は排卵後3日目に起こる。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
排卵された卵子は卵管采に捕らえられ、卵管膨大部で精子と融合(受精)し、胚盤胞に発達して子宮内膜に着床します。
解答・解説
正解は2です
問題文:妊娠の成立の機序で正しいのはどれか。2つ選べ。
解説:正解は 2 と 3 です。成熟した卵胞(グラーフ卵胞)から排卵された卵子は、卵管采に捕捉されて卵管膨大部へ運ばれます。受精は精子の細胞核と卵子の細胞核が融合する現象で、受精卵は卵管内で分割を繰り返し桑実胚・胚盤胞となって約6〜7日後に子宮内膜に着床します。
選択肢考察
- ×1. 原始卵胞から卵子が排出される。
排卵されるのは原始卵胞ではなく成熟した卵胞(グラーフ卵胞)からです。原始卵胞は卵巣内で休眠状態にある未成熟な卵胞を指します。
- ○2. 排卵後の卵子は卵管采によって卵管に取り込まれる。
卵管采は卵管の先端にある房状構造で、排卵された卵子を捕捉して卵管膨大部へ導きます。ここで精子と出会って受精が成立します。
- ○3. 受精は精子と卵子との融合である。
受精とは精子と卵子が融合し前核を形成、最終的に両者の核が合一して新たな個体の染色体セットが完成する現象です。
- ×4. 受精卵は子宮内で2細胞期になる。
2細胞期への分割は卵管膨大部付近で起こります。受精卵は卵管内で分割を繰り返しながら子宮へ向かい、胚盤胞となってから着床します。
- ×5. 着床は排卵後3日目に起こる。
着床は受精後約6〜7日(排卵後約7〜10日)で胚盤胞の状態で起こります。3日目ではまだ卵管内を移動している時期です。
妊娠成立のタイムラインは、排卵(0日目)→受精(数時間以内)→2細胞期(1日目)→桑実胚(3〜4日目)→胚盤胞(5〜6日目)→着床(6〜7日目)と覚えると整理しやすいです。着床後はhCGが分泌され、妊娠検査薬で陽性となります。
排卵された卵子は卵管采に捕らえられ、卵管膨大部で精子と融合(受精)し、胚盤胞に発達して子宮内膜に着床します。
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