QOLって何?『本人の満足感』が最重要な理由
看護師国家試験 第107回 午前 第5問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
QOLを評価する項目で最も重要なのはどれか。
- 1.高度医療の受療
- 2.本人の満足感
- 3.乳児死亡率
- 4.生存期間
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
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博士POINT
QOLの概念の核である『主観的満足感』を理解できているかを問う必修問題。
解答・解説
正解は2です
問題文:QOLを評価する項目で最も重要なのはどれか。
解説:正解は 2 です。QOL(Quality of Life:生活の質)とは、個人が人生や日常生活をどの程度満足して、自分らしく生きているかを示す概念で、WHOは『個人が生活する文化や価値観の中で、目標・期待・基準・関心に関連した自分自身の人生の状況に対する認識』と定義している。客観的指標ではなく、本人の主観的な満足感・幸福感が中核となる。そのためQOL評価では『本人の満足感』が最も重要となる。疾患を抱えていても、障害があっても、高齢になっても、その人が『自分らしく納得して生きている』と感じられるかが問われる。
選択肢考察
- ×1. 高度医療の受療
高度(先進)医療を受けること自体はQOLを直接評価する指標ではない。医療を受けても本人の満足感が低ければQOLは低いと評価される。
- ○2. 本人の満足感
QOLの本質は主観的評価であり、本人が自分の生活にどれだけ満足しているかが最も重要な要素である。
- ×3. 乳児死亡率
国や地域の保健水準を示す母子保健指標であり、個人のQOL評価指標ではない。
- ×4. 生存期間
生命の『量』を示す指標で、生命の『質』であるQOLとは別概念。ただし、QOLと対比してQOL(質)とSurvival(量)の両立が緩和ケアの課題となる。
QOL評価には、EQ-5D、SF-36、WHOQOL-26などの標準化されたスケールがあり、身体・心理・社会・環境といった多面的な領域を評価する。看護では、疾患治療だけでなくADL・役割・対人関係・精神的健康を含めて『その人らしさ』を支える視点が重視される。がん終末期ではQOLと生命予後のバランスを考慮した緩和ケアが行われる。
QOLの概念の核である『主観的満足感』を理解できているかを問う必修問題。
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