日本の精神医療の現状を数字と制度から把握しよう
看護師国家試験 第108回 午後 第63問
国試問題にチャレンジ
現在の日本の精神医療で正しいのはどれか。
- 1.精神保健福祉センターは各市町村に設置されている。
- 2.精神病床に入院している患者の疾患別内訳では認知症が最も多い。
- 3.精神障害者保健福祉手帳制度によって通院医療費の給付が行われる。
- 4.人口当たりの精神病床数は経済協力開発機構<OECD>加盟国の中では最も多い。
対話形式の解説
博士
サクラ
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博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
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サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
日本の精神保健医療福祉制度の現状(機関設置・入院患者の疾患構成・手帳制度・病床数国際比較)を問う問題です。
解答・解説
正解は4です
問題文:現在の日本の精神医療で正しいのはどれか。
解説:正解は 4 です。日本の人口当たり精神病床数はOECD加盟国の中で突出して多く、長年1位が続いています。OECD平均が人口1000人当たり約0.7床であるのに対し、日本は約2.6~2.7床と数倍の水準にあります。背景には精神科病院中心の長期入院の歴史があり、諸外国が進める『脱施設化(地域移行)』への転換が遅れていることが指摘されています。精神保健福祉法や障害者総合支援法により、精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築が現在の政策課題です。
選択肢考察
- ×1. 精神保健福祉センターは各市町村に設置されている。
精神保健福祉法に基づき、都道府県および政令指定都市に1か所設置が義務づけられている機関で、市町村単位ではありません。
- ×2. 精神病床に入院している患者の疾患別内訳では認知症が最も多い。
最多は統合失調症・統合失調症型障害および妄想性障害で、認知症(アルツハイマー病・血管性など)は2番目に多いです。
- ×3. 精神障害者保健福祉手帳制度によって通院医療費の給付が行われる。
通院医療費の軽減は『自立支援医療(精神通院医療)』で行われます。手帳は税の控除や公共料金の割引などの福祉的支援のための制度です。
- ○4. 人口当たりの精神病床数は経済協力開発機構<OECD>加盟国の中では最も多い。
日本はOECD加盟国中で人口当たり精神病床数が最多で、長期入院の多さと地域移行の遅れが背景にあります。
精神保健福祉センターは都道府県・政令市に設置され、精神保健福祉相談や精神医療審査会の事務を担います。精神障害者保健福祉手帳は1〜3級で、税控除・公共料金割引・NHK受信料減免などが受けられます。自立支援医療(精神通院)は原則1割自己負担に軽減されます。日本では『精神障害にも対応した地域包括ケアシステム(にも包括)』の構築が進められており、退院促進・地域移行が課題です。
日本の精神保健医療福祉制度の現状(機関設置・入院患者の疾患構成・手帳制度・病床数国際比較)を問う問題です。
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