新生児の殿部にある青いアザの正体
看護師国家試験 第108回 午前 第81問
国試問題にチャレンジ
新生児の殿部の写真を別に示す。 考えられるのはどれか。

- 1.ポートワイン母斑(portwine stain)
- 2.サーモンパッチ(salmon patch)
- 3.ウンナ母斑(Unna nevus)
- 4.太田母斑(nevus of Ota)
- 5.蒙古斑(mongolian spot)
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
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博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
新生児・乳児にみられる代表的な母斑の部位と色調の違いを識別できるかを問う問題です。殿部=蒙古斑という基本パターンを押さえましょう。
解答・解説
正解は5です
問題文:新生児の殿部の写真を別に示す。 考えられるのはどれか。
解説:正解は 5 です。蒙古斑は新生児・乳児期の殿部や腰仙部にみられる青灰色の色素斑で、真皮の深層に停滞したメラノサイトが原因となります。日本人を含むアジア人にはほぼ全員に出現する生理的現象であり、通常は就学前後までに自然消退します。
選択肢考察
- ×1. ポートワイン母斑(portwine stain)
真皮の毛細血管奇形による平坦で境界明瞭な暗赤紫色の斑で、顔面や頸部に好発します。年齢とともに濃くなり自然消退しません。殿部の青い色調は説明できません。
- ×2. サーモンパッチ(salmon patch)
前額正中・上眼瞼・鼻背などにみられる淡紅色の毛細血管拡張性母斑で、多くは1〜3歳頃までに消退します。殿部には出現しません。
- ×3. ウンナ母斑(Unna nevus)
項部(うなじ)に好発する淡紅色斑で、サーモンパッチの後頸部バリエーションです。殿部の青色斑には該当しません。
- ×4. 太田母斑(nevus of Ota)
顔面の三叉神経第1・2枝領域(前額・眼周囲・頬)に片側性に生じる青褐色のメラノサイト性母斑で、自然消退しません。部位が異なります。
- ○5. 蒙古斑(mongolian spot)
腰仙部から殿部にかけて生じる青灰色斑で、真皮メラノサイトによる生理的色素斑です。写真の殿部の所見と一致し、多くは10歳頃までに自然消退します。
蒙古斑のうち殿部以外(背部・四肢など)に出るものを異所性蒙古斑と呼び、消退が遅い傾向があります。通常の蒙古斑は治療不要ですが、濃い異所性蒙古斑はレーザー治療の対象となることがあります。また、殿部の広範囲の青あざはまれに虐待と誤解されるため、診察記録に部位・大きさを残すことが重要です。
新生児・乳児にみられる代表的な母斑の部位と色調の違いを識別できるかを問う問題です。殿部=蒙古斑という基本パターンを押さえましょう。
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