仰臥位の褥瘡は仙骨と踵!体位別好発部位を整理
看護師国家試験 第109回 午後 第24問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
仰臥位における褥瘡の好発部位はどれか。
- 1.踵骨部
- 2.内顆部
- 3.膝関節部
- 4.大転子部
対話形式の解説
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サクラPOINT
仰臥位で直接マットレスと接触する骨突出部を問う必修問題。側臥位の好発部位との区別が得点の鍵。
解答・解説
正解は1です
問題文:仰臥位における褥瘡の好発部位はどれか。
解説:正解は 1 の踵骨部です。褥瘡は持続的な圧迫により軟部組織の血流が遮断されて発生する皮膚・皮下組織の損傷で、皮下脂肪が薄く骨が突出した部位に好発します。仰臥位では仙骨部が最も頻度が高く、次いで踵骨部、肩甲骨部、後頭部、肘頭部が好発部位となります。選択肢の中で仰臥位に該当するのは踵骨部のみで、他は側臥位の好発部位です。
選択肢考察
- ○1. 踵骨部
踵骨部は仰臥位で下肢の自重が集中し、踵骨の突出と薄い皮下組織により圧迫を受けやすい。仙骨部に次ぐ好発部位で、踵部保護用クッションや除圧マットの使用が推奨される。
- ×2. 内顆部
内顆部(足関節内側の骨突出)は仰臥位ではマットレスに直接接触しにくく圧迫されにくい。下肢を交差させた側臥位や交叉脚位で好発することがある。
- ×3. 膝関節部
膝関節部は仰臥位では主に接触面ではない。側臥位で両膝が重なる際、下側の膝内側と上側の膝内側の圧迫・摩擦で褥瘡が発生しやすい。
- ×4. 大転子部
大転子部は大腿骨の突出部で、側臥位における代表的な好発部位。仰臥位ではマットレスに接触しないため褥瘡は発生しにくい。
体位別の褥瘡好発部位を整理する。(1)仰臥位:仙骨部>踵骨部>肩甲骨部>後頭部>肘頭部。(2)側臥位:大転子部、外果部、耳介部、肩峰部、腸骨稜、膝関節部(内・外)。(3)腹臥位:前額部、頬骨部、肩峰部、腸骨稜、膝蓋部、足趾。(4)車椅子坐位:坐骨結節部、尾骨部、踵部。予防にはブレーデンスケール等でリスク評価を行い、2時間ごとの体位変換、体圧分散マットレス、踵部の浮かし、栄養状態の改善、スキンケアが基本となる。DESIGN-R分類でステージ評価をし、浅い褥瘡には湿潤環境療法、深い褥瘡にはデブリードマンと創傷被覆材を選択する。
仰臥位で直接マットレスと接触する骨突出部を問う必修問題。側臥位の好発部位との区別が得点の鍵。
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