慢性疾患の自己管理 習慣化という最強の武器
看護師国家試験 第109回 午後 第48問
国試問題にチャレンジ
慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。
- 1.行動の習慣化を促す。
- 2.医療者が患者の目標を設定する。
- 3.結果を優先して評価することを促す。
- 4.うまくいかない行動に目を向けるよう促す。
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
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サクラ
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サクラ
博士
サクラ
博士
サクラPOINT
慢性疾患の自己管理支援の基本原則を問う。長期継続のための習慣化、患者主体の目標設定、成功体験と過程の評価、がキーワード。
解答・解説
正解は1です
問題文:慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。
解説:正解は 1 の行動の習慣化を促す、である。慢性疾患は完治が困難で長期にわたる自己管理が必要となるため、必要な療養行動を日常生活の中に自然に組み込み、意識せずとも継続できる『習慣』にすることがセルフマネジメントの要となる。習慣化は無理なく続けられる最小単位の行動を反復することから始める。
選択肢考察
- ○1. 行動の習慣化を促す。
長期に及ぶ療養行動を継続可能にするために、日課に組み込んで自動化することが有効。食後の血糖測定、起床後の血圧測定、決まった時刻の服薬など、既存の生活動線に結び付けると定着しやすい。
- ×2. 医療者が患者の目標を設定する。
目標は患者自身が主体的に設定することで、達成動機と自己効力感が高まる。医療者は助言と情報提供の立場で、患者と共同で目標を作る『協働目標設定(shared goal setting)』が望ましい。
- ×3. 結果を優先して評価することを促す。
慢性疾患では血糖値やHbA1cなどの結果指標だけで評価すると、努力しても結果が出ない時期に挫折を招く。過程(努力・工夫・継続)を評価することで動機を維持しやすい。
- ×4. うまくいかない行動に目を向けるよう促す。
失敗に注目すると自己効力感が低下し、行動継続が困難になる。むしろ成功体験や小さな前進に注目してフィードバックすることで自己効力感が育ち、セルフマネジメント行動が促進される。
慢性疾患セルフマネジメントの代表的モデルに、ローレン・コーガンらのchronic care model、バンデューラの自己効力感理論、プロチャスカのトランスセオレティカルモデル(前熟考期‐熟考期‐準備期‐実行期‐維持期)がある。看護師は患者の変容ステージに合わせて関わりを変える。ストレス・抑うつ・家族関係など心理社会的要因の評価も必須。動機づけ面接(motivational interviewing)も近年重視される手法。
慢性疾患の自己管理支援の基本原則を問う。長期継続のための習慣化、患者主体の目標設定、成功体験と過程の評価、がキーワード。
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