運動は万能薬?免疫力アップを含む身体への好影響を整理
看護師国家試験 第109回 午前 第2問 / 必修問題
国試問題にチャレンジ
運動習慣が身体機能にもたらす効果はどれか。
- 1.肺活量の減少
- 2.耐糖能の低下
- 3.免疫力の向上
- 4.中性脂肪の増加
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
運動習慣が身体機能に与えるポジティブな効果を理解しているかを問う基礎問題。肺活量・耐糖能・中性脂肪・免疫力それぞれが運動によってどう変化するかを整理しておくことがカギ。
解答・解説
正解は3です
問題文:運動習慣が身体機能にもたらす効果はどれか。
解説:正解は 3 です。定期的な運動習慣は心肺機能・代謝機能・免疫機能など多方面に好影響をもたらす。特に適度な有酸素運動はNK細胞や好中球などの免疫細胞の活性化やリンパ球数の増加を促し、感染抵抗性の向上につながることが示されている。また自律神経のバランスが整うことで免疫調節機能も改善する。
選択肢考察
- ×1. 肺活量の減少
運動習慣により呼吸筋が鍛えられ最大換気量が増加し、肺活量はむしろ増加する。減少は誤り。
- ×2. 耐糖能の低下
耐糖能とは血糖を正常範囲に保つ能力のこと。運動は骨格筋のインスリン感受性を高めブドウ糖の利用を促すため、耐糖能は向上する。
- ○3. 免疫力の向上
適度な運動はNK細胞活性を高め、リンパ球数を増やして感染抵抗性を向上させる。自律神経が整うことも免疫機能に好影響を与える。
- ×4. 中性脂肪の増加
運動はエネルギー消費を増やし脂質代謝を亢進させるため中性脂肪は減少する。高中性脂肪血症の治療でも運動療法が推奨される。
健康日本21(第三次)でも身体活動・運動は重点領域に位置付けられている。ただし過度な運動は一時的に免疫機能を低下させることが知られており(オープンウィンドウ説)、アスリートの激しいトレーニング後には上気道感染が増えるとの報告もある。適度な強度・頻度が重要であり、厚生労働省の『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』では、成人は1日60分(週300分)以上の歩行またはそれと同等以上の身体活動を推奨している。
運動習慣が身体機能に与えるポジティブな効果を理解しているかを問う基礎問題。肺活量・耐糖能・中性脂肪・免疫力それぞれが運動によってどう変化するかを整理しておくことがカギ。
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