尿酸はどこから来る?プリン体と核酸のつながりを理解しよう
看護師国家試験 第109回 午前 第77問
国試問題にチャレンジ
最終代謝産物に尿酸が含まれるのはどれか。
- 1.核酸
- 2.リン脂質
- 3.中性脂肪
- 4.グルコース
- 5.コレステロール
対話形式の解説
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
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サクラ
博士
サクラ
博士
サクラ
博士POINT
栄養素・代謝産物の対応関係を問う基礎生化学の問題。『プリン体=核酸=尿酸』というキーワードチェーンを押さえるのがポイント。
解答・解説
正解は1です
問題文:最終代謝産物に尿酸が含まれるのはどれか。
解説:正解は 1 です。尿酸は、核酸を構成するプリン塩基(アデニン、グアニン)が分解される過程の最終代謝産物である。ヒトでは尿酸酸化酵素(ウリカーゼ)を持たないため、プリン体代謝は尿酸で止まり、主に腎臓から尿中排泄される。食事由来・体内細胞新陳代謝由来の核酸が源となり、体内で産生と排泄のバランスが崩れると高尿酸血症となる。
選択肢考察
- ○1. 核酸
核酸の構成成分であるプリン塩基(アデニン・グアニン)はヒポキサンチン→キサンチン→尿酸の順に分解され、最終的に尿酸となって尿中へ排泄される。高尿酸血症が持続すると関節に尿酸塩が沈着し痛風発作を起こす。
- ×2. リン脂質
リン脂質は細胞膜の主成分で、代謝されると脂肪酸、グリセロール、リン酸、コリンなどに分解される。最終代謝産物は水と二酸化炭素であり、尿酸は含まれない。
- ×3. 中性脂肪
中性脂肪(トリグリセリド)はリパーゼによりグリセロールと脂肪酸に分解され、β酸化を経てアセチルCoA、クエン酸回路で最終的に水と二酸化炭素になる。尿酸は生じない。
- ×4. グルコース
グルコースは解糖系→クエン酸回路→電子伝達系を経て水と二酸化炭素に完全酸化される。嫌気下では乳酸となる。尿酸は関与しない。
- ×5. コレステロール
コレステロールは胆汁酸に変換されて便中排泄、もしくはステロイドホルモン・ビタミンDの原料となる。最終代謝産物に尿酸は含まれない。
高尿酸血症の基準は血清尿酸値7.0mg/dL超。原因は産生過剰型(核酸代謝亢進、悪性腫瘍化学療法後の腫瘍崩壊症候群など)と排泄低下型(腎機能低下、脱水、薬剤性など)、および混合型に分類される。治療薬は産生抑制薬(アロプリノール、フェブキソスタット)と排泄促進薬(ベンズブロマロン)がある。痛風発作中はNSAIDsやコルヒチンで対応し、尿酸降下薬は発作後落ち着いてから開始するのが原則。プリン体の多い食品(レバー、白子、ビール、魚卵)の摂取制限と水分摂取励行も重要な指導内容。
栄養素・代謝産物の対応関係を問う基礎生化学の問題。『プリン体=核酸=尿酸』というキーワードチェーンを押さえるのがポイント。
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