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胃から分泌されるホルモンはガストリン!消化管ホルモンを整理しよう

看護師国家試験 第110午前12 / 必修問題

国試問題にチャレンジ

110午前12

胃から分泌される消化管ホルモンはどれか。

  1. 1.ガストリン
  2. 2.セクレチン
  3. 3.胃抑制ペプチド
  4. 4.コレシストキニン

対話形式の解説

博士博士
消化管ホルモンは種類が多くて混乱しがちじゃが、分泌部位で整理すれば覚えやすいぞ。
サクラサクラ
ガストリン、セクレチン、CCK、GIP…名前だけでも難しいです。
博士博士
まず胃から分泌されるのはガストリン、これだけは絶対じゃ。どの細胞から出るか分かるかの?
サクラサクラ
たしか幽門前庭部のG細胞からでしたよね。
博士博士
正解じゃ。ガストリンは胃の壁細胞を刺激して胃酸をバンバン出させるんじゃ。
サクラサクラ
食事が入ってきた合図みたいな感じですね。
博士博士
その通り。では十二指腸から出るセクレチンの役割は?
サクラサクラ
膵臓から重炭酸を出させて、胃酸を中和するんですよね。胃酸を抑える方向に働くと習いました。
博士博士
うむ。胃と十二指腸で『アクセル』と『ブレーキ』の関係になっておるわけじゃ。
サクラサクラ
GIPは名前に『胃抑制』ってあるのに、十二指腸から出るのは紛らわしいですね。
博士博士
そうじゃな。GIPは胃の動きを抑えつつ、インスリン分泌を促すインクレチンでもある。最近は糖尿病治療でも注目されておる。
サクラサクラ
CCKは胆嚢を収縮させて胆汁を出させるホルモンでしたよね。
博士博士
その通り。『胆嚢のC』『コレシストキニンのC』で覚えるとよい。脂肪を感知して働くのが特徴じゃ。
サクラサクラ
胃=ガストリン、十二指腸=セクレチン・GIP・CCKという分類で覚えると頭に入りますね。

POINT

代表的な消化管ホルモンの分泌部位と作用を問う問題で、胃由来のホルモン=ガストリンを即答できるかがカギです。

解答・解説

正解は1です

問題文:胃から分泌される消化管ホルモンはどれか。

解説:正解は1のガストリンです。ガストリンは胃の幽門前庭部にあるG細胞から分泌されるペプチドホルモンで、食物の摂取や迷走神経刺激を受けて放出されます。主な作用は壁細胞に作用して胃酸(塩酸)分泌を促進することと、主細胞からのペプシノゲン分泌の促進、胃運動の促進です。他の選択肢のホルモンはいずれも十二指腸や小腸から分泌されるため、『胃から分泌される』という条件を満たすのはガストリンのみとなります。

選択肢考察

  1. 1.  ガストリン

    胃幽門前庭部のG細胞から分泌され、胃酸分泌と胃運動を促進します。胃に由来する代表的な消化管ホルモンです。

  2. ×2.  セクレチン

    十二指腸のS細胞から分泌されるホルモンで、膵臓からの重炭酸イオン分泌を促して十二指腸の酸を中和します。胃酸分泌は抑制します。

  3. ×3.  胃抑制ペプチド

    GIPは十二指腸・空腸のK細胞から分泌されるインクレチンの一つで、胃酸分泌抑制とインスリン分泌促進作用を持ちます。名前に『胃』とついても胃からの分泌ではありません。

  4. ×4.  コレシストキニン

    十二指腸・空腸のI細胞から分泌され、胆嚢収縮による胆汁排出と膵消化酵素分泌を促進します。満腹感にも関与します。

消化管ホルモンを分泌部位で整理すると『胃=ガストリン』『十二指腸=セクレチン、GIP、CCK』と覚えられます。またGLP-1とGIPはインクレチンと呼ばれ、2型糖尿病治療薬のターゲットにもなっています。

代表的な消化管ホルモンの分泌部位と作用を問う問題で、胃由来のホルモン=ガストリンを即答できるかがカギです。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。