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労働衛生の3管理を正しく覚えよう

看護師国家試験 第111午前33

国試問題にチャレンジ

111午前33

労働衛生の「3管理」とは、作業環境管理と作業管理と( )である。 ( )に入るのはどれか。

  1. 1.健康管理
  2. 2.総括管理
  3. 3.労務管理
  4. 4.出退勤管理

対話形式の解説

博士博士
今日は第111回看護師国家試験午前33問、労働衛生の3管理に関する問題じゃ。
サクラサクラ
労働衛生って産業保健の分野ですよね。3管理って何を指すんでしょうか。
博士博士
労働衛生の3管理とは、作業環境管理、作業管理、健康管理の3つを指すんじゃ。問題文では括弧に入るものを答える形式じゃな。
サクラサクラ
具体的にそれぞれどう違うんですか。
博士博士
作業環境管理は、有害物質の濃度や騒音・振動・温度など職場環境そのものを整える管理じゃ。作業管理は作業方法や作業時間、保護具の使用といった作業のやり方を管理する。
サクラサクラ
では健康管理は何でしょう。
博士博士
健康管理は労働者個々の健康状態を健康診断で把握し、その結果に基づいて就業上の措置や保健指導を行い、健康障害を未然に防ぐ活動じゃ。
サクラサクラ
なるほど、環境・作業・人の3軸で整理すると覚えやすいですね。
博士博士
そのとおりじゃ。選択肢を見ていこう。1の健康管理が正解。2の総括管理は労働衛生管理体制の整備や管理計画の策定を行う業務で、実は5管理の一つじゃが3管理には含まれない。
サクラサクラ
5管理というのもあるんですね。
博士博士
3管理に総括管理と労働衛生教育を加えたものを5管理と呼ぶぞ。覚え方は「環境・作業・健康+総括・教育」じゃ。
サクラサクラ
3の労務管理と4の出退勤管理はどうですか。
博士博士
労務管理は賃金や労働時間、福利厚生などの人事労務管理で、労働衛生ではなく経営・人事分野じゃ。出退勤管理は勤怠管理のことで、労働時間の把握はするが労働衛生の枠組みには含まれない。
サクラサクラ
似た言葉が並んでいて紛らわしいですね。
博士博士
国試では似た概念を混ぜて出してくるから、3管理はセットで暗記しておこう。労働安全衛生法では産業医、衛生管理者、衛生委員会の設置が義務付けられており、これらが3管理を実践する主体となっておる。

POINT

労働安全衛生上の基本概念である労働衛生3管理の構成要素を正確に答えられるかを問う問題です。

解答・解説

正解は1です

問題文:労働衛生の「3管理」とは、作業環境管理と作業管理と( )である。 ( )に入るのはどれか。

解説:正解は 1 です。労働衛生の3管理とは、作業環境管理・作業管理・健康管理の3つを指します。作業環境管理は有害因子の発生源や環境を管理し、作業管理は作業方法・作業時間・保護具の使用を管理し、健康管理は労働者の健康診断と事後措置により健康障害を未然に防ぐことを目的とします。これに総括管理と労働衛生教育を加えて「5管理」と呼ぶこともあります。

選択肢考察

  1. 1.  健康管理

    健康管理は労働衛生の3管理の一つで、定期健康診断・特殊健康診断・事後措置・保健指導などを通じて労働者の健康障害を早期発見・予防する活動です。

  2. ×2.  総括管理

    総括管理は労働衛生管理体制の整備や管理計画策定など基盤整備に関わる業務で、5管理の一つですが3管理には含まれません。

  3. ×3.  労務管理

    労務管理は賃金・労働時間・福利厚生・労使関係など人事労務に関する管理で、労働衛生の3管理には含まれません。

  4. ×4.  出退勤管理

    出退勤管理は労働時間を把握するための勤怠管理であり、労働衛生の3管理の枠組みではありません。

労働安全衛生法では、産業医・衛生管理者・衛生委員会の設置などを通じて職場の労働衛生を推進します。3管理に「総括管理」と「労働衛生教育」を加えた5管理という考え方もあり、覚え方は「環境・作業・健康+総括・教育」がおすすめです。職場巡視や健康診断結果に基づく事後措置などは健康管理の代表例です。

労働安全衛生上の基本概念である労働衛生3管理の構成要素を正確に答えられるかを問う問題です。

※公式問題・正答は厚生労働省公開資料をもとに整理しています。